天才ってめんどくせぇ〜シカマルにトリップしました!?〜

□転生ってざけんじゃねぇよ、、、
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ここはどこですか…?
私、普通に中学生として育っていたはずなんですけれど…?
名前…忘れたけど、おかしくないですかね。

だって、
目の前にヨシノさんとシカクさんがいるんですよ!?
うん、夢か。夢だね。
『夢じゃないって』
うん、夢だ。今のは幻聴だ。幻聴であってくれ。
『残念だけどさ、夢じゃないんだって。」
「あー幻聴だ、幻聴。俺は何にも聞いてねー。」
『まったく…そんなにいうんだったら会ってあげるよ!ほら!』
青い髪の少年はあきれたように方をすくめ、両手をかざした。そして一言。
空間移動発動(テレポート)
あれ?ここって忍術の世界じゃないのかよ。
そんなことを思っていたらなんだかまぶたが重くなってきた。

「あら、シカマル。おねんねするの?おやすみ。」

ヨシノさんの声が聞こえる。
そして、俺の意識は暗い 影へと落ちていった。
『シカマル!シカマルってば!起きてよ!』
なにやら声が聞こえる。
『お、やっと僕の存在を認めたね、奈良シカマル。』
「ちっ、」
『いま舌打ちしたでしょ!神に向かって!』
「してねーよ。ちっ」
『ほらまたした!』
「わーった、わーった。から、事情を説明しろ。」
そういえば、ここでは前のように話すことができるようだ。最初に、俺はシカマルじゃねー!!
って叫ぼうとしたときには全く口が動かず、諦めた。
『まあいいか。ここは君の夢の中であり、現実だよ。君は一度死んだ。』
見た目が小学生にしか見えない自称神は、深刻な面持ちで告げた。
「俺が死んだだと?」
俺は自分で分かるくらいの素っ頓狂な声を上げた。
当たり前だろう。人間どんな奴だって死んだって聞かされたら驚くだろ。
『正しくいうと、殺された、かな。』
また、自称神は深刻な面持ちで告げた。
「だれにだよ。」
今度は驚かず、冷静でいられた。
『んと、僕のお父さんに?』
「よしおまえさ、父さんの責任とって死ね。疑問形なのがさらにムカついた。」
俺は自称神に近づいていく。
『ちょ、まった!タイム!タイム!』
自称神があわてふためく。
「なんだ、文句あんのか。」
『おおありだよ!!僕が死んだら閻魔様居なくなるじゃんか!』
必死の形相で叫ぶ。
「え?おまえ、閻魔なの?」
『そう!だから僕を殺したら駄目だって!!』
「親父がいんだろうが。」
『父さんは責任とって神を辞めたよ!神の力を失って、神だった記憶も失って…ね』
自称閻魔はだんだんテンションが下がっていき、ついには目に涙をためだした。
「あーもーめんどくせー!わーったから、泣き止め!ったく、俺にどーしろってんだよ。」
俺は頭をがしがしと撫でながらそういうと、ぱっと顔を輝かせて神はいった。
『あのね、奈良シカマルとして生きてほしいんだ。』
「なんでまた、あの天才児なんだよ。」
「だってシカマル、好きでしょう?」
「まあ、そりゃ好きだけど。」
『で、お詫びとして、IQ200はもちろん、原作にはなかったチャクラ量をプレゼントしました!あと、一応全遁つかえるようにもしといたよ!』
自称閻魔は眩しいくらいの笑顔でいった。
で、ひとつひっかかるのは、
「なんで過去形?」
『だって、君もう生まれてるじゃん。』
「ちなみに、チャクラ量はどれくらいなんだ?」
『九尾と一緒だよ?』
あっけらかんと言いやがったこのやろう。
「めんどくせーことしてくれたな、このくそ餓鬼。」
と、言いたかった。本来なら。
しかし、あんな子供に(実年齢はしらんが)うれしい?と言わんばかりの顔を向けられたら流石にいえない。
「ああ、サンキューな。」
『うん!どう致しまして!じゃあ、あっちの世界に送るね。いい人生を!』
「ああ、おまえも神様頑張れよな。」

神は俺に掌をあて、低い旋律で唄う。
きっと俺たち人間には出ない音域の、神しか許されていない呪文を唄う。
最後の音を聞いたとき俺は眠りについた。

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