天才ってめんどくせぇ〜シカマルにトリップしました!?〜

□イノ襲来!
1ページ/3ページ

本日、10月1日。
九尾襲来まであと9日間。
里は段々と騒がしくなってきた。暗部がつかんだ情報、として俺が流した情報はすべての忍びに公開された。そのため里は第一級警戒令がしかれている。
俺たちのような幼児は一箇所にまとめられて守られることになった。
そして、ナルトの父さんはナルトに九尾を入れることを最初こそ拒みはしたがシカクさんの説得と俺のばぶばぶ(せいしん)攻撃によっておちた。

そして現在、ベビーベッドの上。
シカクさんが会議でいなくなったし、ヨシノさんも洗い物をしているし、ボーっと雲を見ていた。
原作でもそうだったけど、確かに飽きないなぁ。ゆっくりと形を変えていく雲は里が今、危険な状態にあることも忘れさせてくれる。
自分が今、どういう状態なのかも忘れ、平和な気分に浸らせてくれる。きっとシカマルはこういう気分が好きだったんだろうなぁ。
しかし、俺の平和は隣の人間のせいで一瞬で破られた。
「ばぁぶー!!!!!!!!!」
山中イノ。
彼女のせいだ。俺の幼なじみにあたり、結構な頻度で俺の家に来る。というかイノイチさんが俺のことを気に入ったのか、
「あわよくばこれでシカマルが俺の息子に・・・ふふふ・・・」
などと言っているのだ。ばれていないつもりだろうが俺は言葉を理解できてるんだぜ?
まったく。そのせいで今日もイノは俺の家に預けられている。
イノは俺が構わなかったのが不満なのか足をじたばたとさせて自己アピールをしている。
(はぁ・・・しゃあねぇな。)
「ばぶー」
イノの頭をなでる。不思議なことにイノはたいていのことはこれで落ち着く。
今も騒ぐのをやめておとなしく頭をなでられている。
「あらあら。シカマルとイノちゃんはラブラブなのねー。」
ヨシノさんが家事が一段落したのかエプロンで手を拭きながら台所から出てきた。
「ばぶっ!!」
「ばぶっ!!」
俺とイノは同じことを言ったが内容は肯定と否定と、まったく違う。
「あらあら、二人とも仲良しさんねー」
しゃべれないって不便だ・・・
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ