贈り物

□先に進めない
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『グレイ・・・』

甘えるかのように
擦り寄ってきたルーシィを胸板に引き寄せる

『・・・グレイ』
「ルーシィ・・・」

その大きな瞳に見つめられ
耐えず、ルーシィの頭を抱き寄せ
唇が触れようとする

『だぁ〜めっ』
「っ・・・」

触れる直前に人差し指で唇をなぞられ
止まる

「なんでだよ・・・」

理由がわかってても
やっぱり不満なものは不満で

『クスクス』

そんなオレを見てルーシィは笑うんだ

『キス・・・したいの?』
「・・・あぁ」
『ふふっ』

可愛いリップ音をたてて
ルーシィが触れるだけのキスをしてくる

「・・・」
『ふふっ・・・
したいのはわかるけど
まだ、だぁ〜めっ(クスッ)』

こつっ
と額同士がぶつかる

『もう少し・・・待っててね』

そしてルーシィは残酷なことを言うんだ



先に進めない



オレはもどかしい・・・




・終わり・



ーあとがきー

ルーシィが純情ではなく小悪魔設定で
グレイはもっと恋人として先に進みたいけどルーシィが望まないから
強制は出来ない。
ルーシィはそんなグレイの心情を知りながらも
楽しんでるというお話でした
いやぁ〜、切も甘もないですよね(汗)
ごめんなさい


最後までお読みくださりありがとうございましたっ!
マひ様に捧げます
 
 

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