〜血族と炎操者〜

□第05話 暁帝国
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第05話 暁帝国
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 水河の町から出てから三日が過ぎた頃、次の町火無(カナイ)の町に着いた。その時、そこで噂が流れていた。
「近々暁帝国が攻めて来るって話しだ」
「暁帝国?」
 龍鶴は定食屋で戦争が起こるかも知れないと言う声を聞き、その話しは本当かと尋ねたのだ。
「海の向こうから来たらしい。港町がもう一つも落とされ、そこでなんかやってるらしい。そこで『なんか』っていうのは戦(イクサ)の準備じゃねぇのかって、皆言ってるぞ」
「そうか、情報ありがとよ。礼に飯代は俺が払ってやる」
「おっ、ありがとよ」
 勘定を終えた龍鶴達は屋の前に立った。
「次は何処に行くんだ?」
 氷李が聞くと龍鶴は答えた。
「俺の国だ」
「龍鶴様の国ですか?そういえばまだ聞いていませんでしたね。なんて言う国なんですか?」
「羅王国だ」
「羅王国ですか。あの国は栄えていて、国も広いですよね。小さい時に一度行った事があります」
 幸奈は、懐かしいなぁ〜、と言った。
「急いで行くぞ」
 龍鶴は皆に言った。

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