ジョジョの奇妙な冒険

□太陽
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「そういえばミコト。
お前この前スパイがどうどか言ってなかったか?」

「ああ、言ったな。」

「そろそろ花京院をジョースターの子孫にけしかk「その前にスパイ送るぞ。」

やばいやばい。
その前に送らなきゃ。

「誰をスパイにするのだ。
今更遅い気がするのだが・・・・。」

「まあ見てなさいって。」

ナイフで手首を切る。
ぽたぽたと流れる血。そこに大量の太陽エネルギーを送り込めば・・・。

白い煙が辺りを覆う。

「っ・・!」

「・・・うん、これでOK・・。」

現れたのはウェーブした栗色の髪を揺らす少女。
瞳は蒼く、癒しのオーラのようなものを放っていそうな空気だ。

「・・・何だこの女は・・。」

「私の半身・・・ってところだな。」

しかしナナリーそっくりだな。

「・・・ミコト様?」

うわお、声もそっくり。
完全にナナリーじゃん。

「ああ、そうだ。
お前の名を言ってみろ・・。」

「・・私は・・、朝霧美麗。」

「美麗か。
・・・やることはわかっているな?」

「はい。」

「じゃあ、行ってこい。」

頭に手を当てれば、光が集まる。

そして、美麗の姿は消えた。

ふと横を見れば、放心状態のDIO。

「どうしたDIO。」

「・・・・。
話についていけない・・・・。」

「リンク、繋いでみろ。」

「・・・リンク?・・ああ。」

繋げば多分理解出来るはず・・・。

「・・・・。
ふむ・・・・、なるほど・・・。」

「わかったか?」

「ああ。」

「よかった。」

ほんとにわかってるのだろうか。
何か顔が疑問顔だぞ。

私の手首の切り傷を治してくれるDIOを
しばらく見つめてみる。

・・・よし。

DIOの胸にダイブすれば、
少し驚いたDIOだが、難なく受け止める。

「どうした。」

「んー?・・・・・気分?」

「くくっ、何だそれ。」

「そういうときもあるのさ。」

ぐりぐりと顔を胸に押し付ける。
あー、気持ちいいなー。

たまーーーーーーに、こうやって甘えたくなる。
なぜだ。

・・・なんか、疲れた。
このまま寝ちゃおうかな・・。

「・・・眠いのか?」

「うー・・・。」

「・・・ほんとに今日はお前に振り回されてばかりだ。
このDIOを振り回すなどとんでもない女だ。」

「魔女だからなあ。」

「またそれか。」

「好きだぞ、大好き。」

「・・・・。
唐突に・・・、驚いたぞ。」

上を見上げれば、少し顔を赤らめたDIO。
あー、可愛い。大好き。

「DIOは私のこと好きか?」

「ああ、好きだぞ。愛してる。」

「そっかあ、嬉しいなあ。」

そのままDIOごとベッドに倒れ込む。
眠い・・・、寝よ。

「おやすみー・・・DIOー・・・。」

「・・・ほんとに寝るのか・・・。
・・・つまらん。」

「一緒に寝ればいいのさー・・。
ふあぁあああ・・・。」

DIOをきつく抱きしめて目を閉じる。
冷たい温度を肌で感じながら意識を落とす。

「・・・しょうがあるまい。
おやすみ、ミコト。」






























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