〜Believe〜

□第1話 脱走
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ここはアリス学園



天賦の才能を持った人達が集まる学校…





そこに木上に立った少年と少女がいたーーー



『ねぇ棗…ほんとに脱走するの…?』



「大丈夫だ桜、俺を信じろ」



『うん…』



棗はそう言って桜の手をギュッと握った





その頃その下では、蛍を追いかけてきた蜜柑と蜜柑を助け出した鳴海がいた…



「ふーん佐倉蜜柑ちゃんていうんだv
お友達を追ってここまでねぇー」


「はいっウチったら助けてもろた人にいきなりオカマさんやなんてスミマセンでしたー」


鳴海はハートマークをつけながら蜜柑と話していた…


「それより蜜柑ちゃん今何ともない?
変な気分になったり何か感じたりとか…」


「は?」


蜜柑はケローンとした様子で言う


「(あっれ〜?さっき確かに゛力″を使ったハズなのに…
この子…)」


鳴海は蜜柑をじっと見た


「…そんなにこの学校に入りたいんだー」


「はいっそれはもう!!」


「じゃv入ってみる?」


「はいっ!!………はい?」


「入れてあげるよアリス学園に
勿論ちょっとしたテスト受けてもらうと思うけど
……君なら多分大丈夫vv」



「うそっっ!!」


蜜柑はかなり驚いていた


「ホ〜〜ントホントvv」


「で…でもウチ天才とちがうよ!?」


「ああ世間的にはそういう事になってるけどねアリスの正確な意味は゛天才″でなくて“天賦の才能”が本当の意味
この学校はそれぞれ個性的な“天賦の才能”の持ち主が集まった究極の一芸入学の学校ってとこかなvv」


蜜柑は真面目にアリス学園についての説明を聞いていた


「…ウチにもその“てんぷの才能”があるってこと?」


「メイビ〜オフコ〜ス∨
かくいう僕にもね」


「えーーっ!!うそうそうそっっどんなん!?」


「え〜そんなに期待されると言いにくいな〜∨」


蜜柑と鳴海は手を繋ぎながらくるくる回っていた


「はやくはやく〜っっ」


「じゃヒントだけーーー」





ドカン!!!!!





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