〜Believe〜

□第2話 初等部B組
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4人はあの脱走騒動の後
初等部B組に向かっていた__







ガチャ___





「棗さん!桜さん!おはようございます!!」




「流架くん!友美ちゃん!あのあと大丈夫だった?」




「おかえり!」





クラスのみんなが4人の周りに集まった




『みんなおはよう!心配かけてごめんね…』




「ほんと心配したんですよ!」




「無事に帰ってきてくれて良かったよ!」




クラスみんな2人の脱走を心配していたようだ





『みんな…ありがとう』




桜は綺麗に微笑んだ




「「「「「/////」」」」」




クラスのほとんどが桜の綺麗な笑顔に赤面した

それに棗がイラッとしていたことは桜は気づかなかった






そこで友美があることに気づく





「あれ?蛍と委員長は??」



という友美の言葉に





「今井さんと委員長なら、さっき放送で本部に呼び出されてたわよ」




とスミレが答えた





『本部??(どうしたんだろう…)』





桜が首をかしげているとそこへ





「あ!それより聞いてくださいよ棗さん!桜さん!」




『どーしたの?』





「なんか今日新入生が来るらしんですよ
なんかナルが校門前で拾ったらしくて」




『新入生?(もしかしてあのうるさいやつ?)』





桜はあまり興味なさそうだ・・
しかし次の言葉に桜は顔をしかめた






「しかもそいつ、この学園に友達に会うためだけに来てここに入学させろとか言ったらしいですよ」









『は?なによそれ…
それってこの学園のことなんもわかってないのね…そいつ、甘く見すぎでしょ』






桜の表情にみんなビックリしていたようだ




『棗…席につこ』





「…あぁ(…桜……)」






棗は桜の悲しそうな表情を見つめていた…












4人の席は一番左後ろで
順番は左から流架・友美・桜・棗の順だ







『はぁ・・・』





「大丈夫か?顔色悪いぞ」






桜の体調が気になり、棗は優しく声をかけた







『・・大丈夫だよ、ちょっと寝不足なだけ』








「・・・お前、アリス使っただろ」





『え!?・・使ってないよ』





「嘘だな、だって俺がさっき起きたとき頬に傷がなかった
それに桜の目の色変わってたしな」






『!…ばれてたか・・・(棗にはなんでもお見通しだな…)』





「当たり前だ……でも治してくれてありがとな…」





棗は静かに微笑んだ
それから”あんましムリすんなよ”と言われ



『うん・・ありがとう』




と言って桜も微笑むのだった







「疲れてんだろ、まだ時間あるし寝てろよ」





『…うん、そうするよ
おやすみ棗』






「おやすみ」







それから桜は机に顔を伏せ眠りについた___










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