03/04の日記
21:51
ラブソングとブルー
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雨なんか降ってたりして、こうして独りで哀しいバラードなんか聴いていたりすると……
何でか無性にアイツに会いたくなった。
今ごろ何してんだろーなとか考えてたら、バカみたいに寂しいとか感じたりして。
俺ってこんな弱かったかな……って思わず苦笑。
大事に思えば思うほど、どれだけアイツの中に踏み込んで良いのかがわからなくなる。
その悪循環で、距離感もどんどん遠くなっていって、自己嫌悪に陥ったりするんだ。
心地良いはずの雨音が、空が泣いてるみたいに思えて悲しくなった。
こんな夜に、アイツは今なにを思って過ごしているんだろうか。
痛みしか感じない胸を押さえて、ハッ……と息を吐いた。
熱くなる目頭に更に苦笑して、年甲斐もなくセンチに浸る。
願わくは、君も俺と同じ気持ちであるように。
会いたいと思う気持ちが、一方通行ではないように……なんて。
降り注ぐ雨を見詰めて、そんなことを強く願う。
そして叶うなら。
どうか、君が俺だけを思っていますように……―――
雨音に紛れて、君の笑う声が聞こえたような気がした。
貴女が死ぬ
そのまさに一日前に
僕の息を止めてください
それが一生のお願い
貴女が生きる
その最後の日に
僕は……空から
この世が何色に染まるか
当てたいんだ……―――
もう決めた
俺とお前は
50になっても同じベッドで寝るの
手と手合わせてたら
血も繋がって
一生離れなくなったりして
今夜はそんな夢を見よう
明日一番に会いに行こう
笑って迎えてくれるアイツを想像して、今日はもう、眠ってしまおう。
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