orange-黄寄夢小説-
□七人目の天才
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誠凜高校バスケ部。
新設ながらどんどん実力を
つけてきている学校だ。
今日もハードな練習を終え、
クタクタな少年・黒子テツヤに
カントクを勤める相田リコが言った。
「黒子君、ちょっとみてほしいDVDがあるの」
DVDプレーヤーを取り出して、
一枚のDVDをセットするリコ。
自然と他の部員も集まってくる。
「なんだそれ?
次の対戦校の霧島第一のんか?」
キャプテンの日向の言葉に、
リコは首をふった。
「違うわ、黒子君がいたころの
帝光中バスケ部のものよ」