読む

□第1弾(1)
5ページ/6ページ

それともなんだ?俺が今までドラマとかで憧れてきた情報は全て間違いで、実際ね一般高の入学式っていうのは皆こうなのか?

「・・・毎年、よくもこれだけ馬鹿が集まるものだ。感心させられる。それとも何か?わたしのクラスにだけ馬鹿者を集中させているのか?」

そうして呆れを一通り終えると、今度はその瞳に讃えた感情をそのままに、織斑へと視線を向ける。

「で?挨拶も満足に出来んのか、お前は」

「いや、千冬姉、俺は」

パァンッ!

「織斑先生と呼べ。」

「・・・はい、織斑先生。」

と、そこて織斑は露骨に、やばって感じの顔をした。何かあったのか?

「え・・・?織斑くんって、あの千冬様の弟・・・?」

「それじゃあ、世界で唯一男てISを使えるっていうのも、それが関係して・・・」

「あぁ、良いなぁっ。代わって欲しいなあっ。」

あぁ、そういうことか。つまりこのクラスの大多数は、この二人が姉弟だということを知らなかった訳か。

まぁ、それなら知られたくはないよな。唯でさえ男で目立っているのに、それに加えて皆の憧れの弟となれば、余計面倒だもんな。

そんなことを思っていると、チャイムが鳴った。

「さあ、SHRは終りだ。諸君
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ