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□第1弾(2)
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「・・・・・・」

一時間目の授業が終わって休み時間。が、教室内は未だ異様な雰囲気に包まれていた。

なにせ現在、廊下には他のクラスの女子、ニ、三年の先輩らが詰め掛けている。

しかし女子だけの空間に馴染んでしまっているのか、なかなか俺達に話しかけるということはしない。妙な緊張感が続いているのだ。その空気にあてられたのか、先程からアリアもずっと黙ったままだ。

「お互い、大変ですね・・・え〜と・・・」

と、そこで斜め前の織斑が話しかけて来た。やはりコイツも大変らしい、当たり前か。

そういえば自己紹介まだだったな。

「キンジだ。遠山キンジ。隣のコイツは神崎・H・アリア。それと一歳年上だけど敬語なんて使わないでくれ。その方が気楽だし、織斑だってそうだろ?」

「ありがとう。俺のことも一夏で良いよ。ところで二人ってどういう関係なんだ?」

瞬間、周りからの注目がよりいっそう強まった気がした。まるで一言も聞き逃してはいけない、というような。

この場合、二人っていうのは俺とアリアのことだよな?

「わたし達の親が同じISの研究施設に勤めているのよ。ちなみにキンジもわたしもデータ収集のために専用のISをあたえられてい
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