5in9world

□8話
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アジトに入ると
相変わらずのみんなが
声をかけてくれた。
暫くみんなと騒いでから
離れにいたブランクに
かけ寄った。

「よお。今日はジタンと
一緒じゃねーんだな。」
「うん。起きたら
ジタンいなくて。
全然帰って来ないし。」
「どーせいつもの
ナンパじゃねーの?
おそらく今ごろ
女と茶でも飲んでんだろ。」

ブランクは盛大に溜め息を吐いた。

「…ジタンってやっぱり
女の子好きなのかな?」
「アイツの脳内は
四六時中女だろーな。」
「ふーん…。」

少しムっとした。

「つーかお前らって
どーいう関係なんだ?」

…問われた意味がわからなくて
オレは首を傾げた。

「関係?」
「お前らはなんつーか…
いきすぎてるっつーか…
ただの友だちって感じじゃねーよな。」
「え、そーかな?」

まあ友だちってゆーか
相棒って感じだけど。
"いきすぎてる"ってなんだろ?

「まあ別にいいけどよ。」
「うん…?」

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