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□インタビュー
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京:霧野先輩
蘭:どうした剣城?
京:ライモンファンと言う方から3つ程質問が来てるので
今から答えて貰っても良いですか?
蘭:あぁ。
京:じゃあまず1つ目です。
【好きな男性のタイプは何ですか?】
蘭:ちょっと待て!
好きなって、男限定なのか!?
京:みたいですね。
さぁ、大切なファンからの質問ですからキチンと答えて下さい
蘭:インタビューって言うなら普通はもっとソフトなのからするよな・・
しかも俺は男だぞ?まさか俺が女にしか見えないとかバカな事考えて・・!?
京:霧野先輩、混乱してないで潔く諦めて下さい。
蘭:分かったよ!
そうだな・・サッカーの上手い奴は同性として好きだな。
ほら、よくテレビで芸能人とか見て
こいつ好きだなーとかって思うだろ?
京:成程。
好きと言う意味を別の好きに変換して上手い事かわしましたね、流石ディフェンダーといった所でしょうか?
蘭:煩いぞ、剣城!次だ!
京:そんなに顔を真っ赤にして怒らないで下さい
まるで誘ってるみたいですよ先輩。
蘭:誰がさそうかあぁぁー!!
早く!次だって言ってるだろう!
京:じゃあ2つ目です。
【腹黒攻・天然攻・紳士攻。この中でどれに攻めて欲しいですか?】との事で・・
蘭:ストップ!剣城ストップ!
京:何ですか?霧野先輩。
蘭:いや、天然や腹黒や紳士は分かるんだけど・・攻めって何だ?
京:・・・・
蘭:いやいやいや!
何でそこで、マジかよ?みたいな顔して固まるんだ!?
京:あ、あぁすみません。
あまりの衝撃でつい、俺のワイルドポーカーフェイスが崩れました。
蘭:ワイル?は?
京:フッ、気にしないで下さい。
蘭:いやそこで無駄にカッコつけられても・・・
まぁいいか。で?攻めって何なんだ?
京:単純に言うとタイプを
腹黒が狩屋で、天然がキャプテンで、紳士が俺だと思って下さい。
蘭:確かに何だか当て嵌めるとしっくりくるな。
京:そして、攻めと言うのは
その自分のタイプを上手い事使い、
意中の相手・・受けを色々な面から攻め立てて自分の中に落とす。
これぞ攻め道場の神髄になります!
蘭:攻め道場って・・何か剣城暴走してないか?
京:以上が攻めです。
蘭:俺の台詞はスルーなのか!?
そしてなんだそのやりきった感満載の顔は・・
あと、前髪をかきあげるなんて無駄にカッコいい事するなよな・・
京:何だ霧野先輩、俺の事カッコいいと思ってたんですか?
蘭:いや、俺の見た目と比べると悲しくなってくるだけだけどな・・
京:霧野先輩の何が駄目なんですか?
可愛らしくてとっても美味しそうじゃないですか?
蘭:美味しそうって何だ!?美味しそうって!
それに俺は男だ!可愛いよりカッコイイの方が良いんだ!
京:そうですか・・そのままでも充分愛らしいのにもっと俺を煽ぎたいんですか?
霧野先輩ってば、い・ん・ら・んですね。
蘭:ち・が・うー!!!
はぁー・・もういい。この話は後に置いとく。
で!質問何だっけ?
京:霧野先輩ってば相変わらずクーデレですね。
蘭:うるさい!
京:そんなに怒鳴らないで下さい。
質問の内容でしたよね。
えーと・・あ、コレですね。
【三つの攻めのうち〜以下略】です。
蘭:・・今2つ目の質問が書いてあるプラカード探してたよな。
しかも質問も略したよな。
京:何の事ですか?
蘭:はぁ・・で、回答だけどな。
俺は紳士攻めが良いな
攻めについてはまだよく分からないから
それぞれのタイプの所みて選んだんだけど・・・
京:・・本当か?
蘭:どうした剣城?
京:いえ、本当ですか?
蘭:ん?
京:だからっ・・今のは本当ですか!?
蘭:あ、あぁ本当だけど・・
天然と腹黒は周りにいるから周りに居ない紳士が良いかなーって・・
京:その言葉後で覚えといて下さいね?
蘭:へ?
京:ではラストの質問いきましょうか。
蘭:ちょ、剣城!今何か怖い事聞こえたような・・
京:霧野先輩。最後のし・つ・も・ん・中・・ですよ?
蘭:お、おぅ
京:ではラストです。
【霧野先輩は剣城の事好きですか?】との質問です。
蘭:待て、何だこのある意味変化球の様な直球質問は!
京:さぁ?ファンからの質問なので俺は何も。
で、どうなんですか?
蘭:ほ、ほんにんの前で言えって言うのか?
京:はい、勿論です。
蘭:あっと・・えっと・・
京:何で俺の事好きかでそこまで言い淀むんですか?
一番初めの質問みたいに好きの意味を変えて下さっても良いですよ?
蘭:それは嫌だ!
京:え?
蘭:じ、じぶんの気持ちを俺は変えたくない!
京:って言うと・・霧野先輩は尊敬とかの好きではなく
愛の方の好きで俺の事考えてくれてるんですか?
蘭:そ、そうなるなっ
京:でも本人を前にして嫌いだなんてはっきり言えない・・・
蘭;え?
京:だから、優しい先輩はどうやって傷つけづに
嫌いと言えるか悩んでるんですね?
蘭:な、ちがう!!!
京:・・・
蘭:お、おれは剣の事嫌いじゃないし
むしろ好き・・って言うか・・あー!!!
だから俺はお前の事が!剣城京介の事が!
大好きなんだ!
京:・・・
蘭:つ、つるぎ?俯いてどうした・・?
京:・・・
蘭:あ、ごめん!
そうだよなっ!急に男に好きだなんて言われたら・・・わぁっ!
えっと、剣城?急に抱きしめたりして・・
京:うれしい。
蘭:え?
京:俺、今凄く嬉しいんです。
霧野先輩が俺の事好きだって言ってくれて。
蘭:っ・・だったら!
だっから無言になるなよ!俺、俺・・ひかれたかと思ってっ・・ぐすっ
京:すみません、嬉しくて霧野先輩が出したメロメロ風にあたって石化してました。
だから、泣かないで下さい。
蘭:メロメロ風って・・俺は男だ!
こんな時にアニメネタ入れてくるなよ・・
しかもそれ某アニメの女帝の技だろ!
俺は海賊じゃないんだぞ!
京:そうでしたね、
霧野先輩は海賊女帝ではなく俺の・・俺だけの女神、ドミナでしたね。
蘭:だから、それも違うー!!
何で女の名前ばっかりなんだよ!
そもそもお前は・・
京:霧野先輩、好きです。
蘭:っ・・・!!!
京:フッ、そんなに真っ赤にならないで下さい
まだ俺は言ってなかったので、今言ってみました。
それに言われた時は俺も顔が赤くなって隠すために俯いてたんですからおあいこですよ?
さ、そんな所で立ってないで部活行きましょう?あ、何なら手でも繋いで行きますか?
蘭:お前なぁ〜・・・
まぁいい。今日だけだからな!行くぞ!
京:真っ赤になりながらも手はしっかりと握ってくれる・・これがクーデレと言うやつですね!
蘭:煩い!早く行くぞ!
京:ふ、はい!
蘭:所であの質問したファンってお前だろ・・・
京:へぇ〜・・気付いたんですね。
これもやっぱり俺達の愛の力ですよね、蘭丸先輩
蘭:ふんっ・・そうだな愛の力だからだろうな。
京:クーデレ頂きましたー!
蘭:つーるーぎー!!!
END
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