捧/貰

□trick and treat!
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※空歩様以外はお持ち帰り厳禁


ハロウイン企画/マイジェイ


…………


町中はキラキラ輝いて

お菓子の甘い香りが漂う

皆がお化けや化け物に変装している

僕達が唯一年に一度だけ有りの侭の姿で歩いても誰も怯えないのだ

これ程楽な事はない


……trick and treat!……


「マイケル街でお買い物、楽しみだね!」

「そうだな、序に必要なものは今の内に揃えておこうコレで」

先程マイケルは仮装して森でイチャイチャしていた人を殺してお財布を盗ってきた

僕とマイケルは寒くなった夜道を歩く

街外れの此処では空に映る星は数知れない

マイケルも僕も嬉しくてお互いに握る手を強める


町につけば
魔女や悪魔、ゴーストに吸血鬼、ゾンビ
皆色々な仮装をしていた

「トリック オア トリート!」

道行く子供が僕の目の前で止まり手を出す

残念ながらお菓子を持っていないとジェスチャーをしようとすればマイケルが飴玉を子供の手に納めて行く

先程急いで買ってきたのか持ってたのかは分からない

でも助かった

その後は一緒に町を練り歩いて普通の恋人みたいにお菓子を食べてマイケルに縫いぐるみを買ってもらった

桃色でふわふわの可愛うさぎさん

僕が目を擦れば帰ろうかと帰路を急ぐ

「ジェイソン今日は楽しかったか?」

「うん!とっても、有難う!」

「ジェイソン、…trick and Treat」
家に付くと同時に布団に押し倒す

「orじゃないの?」

「andだ」

ジェイソンはクスクスと笑いながらズボンから菓子を出す

菓子を受け取れば
もう片方の菓子の服を包装紙のように剥がして行った

ハロウィンの夜はまだまだこれから

「trick and Treat...!」
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