ﾎﾗｰ
□sweet
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部屋に充満する甘い香り
……sweet……
ﾊﾞﾊﾞから聞いたんだ
明日はﾏｲｹﾙの誕生日なんだって
何をあげればﾏｲｹﾙは喜ぶかな？
お菓子？……たしかﾏｲｹﾙは甘いのが苦手だったなぁ、
お人形？流石にそんな歳じゃないか、僕は嬉しいけど…
お花？枯れたら可哀想……
どうすれば良いんだろう……
あ！新しい刃物！
ﾏｲｹﾙ喜ぶかな！
「坊やじゃねーか、どうしたんだ？」
「ﾌﾚﾃﾞｨ……実は明日、ﾏｲｹﾙの誕生日なんだ、ﾌﾚﾃﾞｨは何にするの？」
するとﾌﾚﾃﾞｨは手に持っていた袋から丁寧な箱に入った物を見せてくれた
それは……
「新しい刃物だよ、あいつのこの前見たら血錆付いてたからよ坊やは何にしたんだ？」
どうしよう
「僕はまだ考えてないんだ」
それから少しﾌﾚﾃﾞｨと駄弁り
家に帰ろうとﾌﾚﾃﾞｨと別れた頃には日は傾いていた