*Working!Book*

□そうだ!佐藤さんに相談しよう!!!
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かしゃかしゃと音を立てながら卵を溶く佐藤さん。



その隣でさっき休憩からかえってきた相馬さんがだるそうにハンバーグを焼いてる。




そして俺は食器を洗うのを手伝っている。

フロアはフルだから足りているそうです。



『さ・・・さとーさん・・・。助けて・・・。』
「知らね、自分でなんとかしろ。」


うぅ・・・。

最近妙に意識してしまうから話しかける事はもちろん、目を合せる事すらできない。

「何の話ー?」


『ふぇ!?あ、いや・・・ななな、ななな・・・何でもないですけど!?』
「ちょっと無理があるよね、月宮さん・・・。」


『なんでぇ!?』


「ねぇ、佐藤君。なんか月宮さん・・・変?」


『変じゃないです!!!!全然、全く、コレっぽちも!!!!!』


「やっぱ・・・変。
 佐藤くん、どうしよう!!!」


『大丈夫ですから!!』


「熱?」


おでこを手に当てる相馬さん。


近い!!!


『相馬さん!?
 近いです、近いです、近いです!!!!!』


「熱はないみたいだけど・・・、なんか顔が赤いよ?」


『・・・さとーさん、助けて・・・。』


「・・・相馬。あんまいじめんな。」


「やだなぁ、佐藤君。そんなつもりはないんだよー?」


『し・・・しんどい・・・。』


ぺたりと座り込む。


「月宮さん!?」


『・・・・・腰、抜けました。』
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