憧れの職には………

□四話
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あれから一週間がたち、僕たちは普通に仕事をしていた。
いや、本当にさいい加減にして欲しいよね……。


「アイル、プラズマ団に入ろう!」


「うっせぇな!
 僕今仕事してんだけどぉ!?
 見えてないの!」


「それじゃあ待ってるね!」


「待っとらんでいい!」


はぁ、僕も変なのになつかれたよ……。
意味が分からないよ、どうして僕がプラズマ団に入らなきゃいけないのさ。


「アイル、大丈夫?」


「ああ、クダリさん。
 スミマセン、敵なんか入れてしまって……」


「それは大丈夫。
 ッチ、僕のアイルに何してんだよ、アイツ」



えぇぇぇええええ!?
ちょ、今クダリさんから聞いてはいけない言葉が出たよぉ!?


「そ、っそれより、クダリさんも仕事してください。
 僕もう終わりましたので、今日は帰らせて頂きますね」


「? 今日はいつになく速いね」


「ええ、ちょっと知り合いが来ますので……。
 イッシュ地方の案内でもしようかと」


「別地方の人?」


「ええ、僕自体がカントー地方出身ですから。
 それでは、今日はお疲れさまでした」


「おつかれー!」


さぁ、さっさと着替えなくては。
あの石マニアを案内しなくてはいけないということだし。
あ、良いこと思いついた。
僕はルンルン気分で更衣室へと向かった。







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