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□甘い甘いKiss
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「…何の用だ、光邦。」

先生は相変わらず無愛想で、俺を見ないまま書類と睨めっこしている。

「先生に会いに来た!」

「此処は怪我人が来る場所だ」

「俺は恋の病にかかってますう」

「うるせぇ茶化すだけなら帰れ」

「…ひっでー」

いつもこんな感じ。俺達付き合ってるんだよね?ってくらい。

会話を終えると先生はまた止めていたペンを動かす

仕方ないから俺は保健室の中を物色することにした。

「散らかすなよ」なんて声が聞こえた気がするけど気にしない気にしない。

あれこれ見ているうちに、ある物が俺の目に止まった。

見つけたのは綺麗な包装紙から顔を覗かせた何枚かのクッキーだった。
開封済みということは大方女の子から貰ったものを味見したのだろう。

女の子から貰ったクッキーを食べる先生を想像すると、何だか無性に腹が立って来た。
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