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□戦パラ 小説
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風邪@

戦パラにて作成した創作。

以下は戦パラの過去の自分の日記からコピーしたものです。


武将方のお言葉とボイスをもとに創作。

〇〇にはご自分のお名前を入れて読んでください。あと、主人公は女の子の設定です。

※駄文につき注意

☆西軍:宇喜多秀家様ver.

風邪をひいた。頭がぼーっとして悪寒が走る。

「伝令君、秀家様に風邪ひいたから今日はお仕え出来ませんって連絡してきてくれる?」

「はい、わかりました。」

そう言って伝令が出ていってからしばらく経つ。

「伝令君、遅いなぁ。どうしたんだろう。」

すると、何やら軽やかな足音が聞こえてきた。

「…伝令君、かな?けどこんな足音だったっけ…?」

そして障子がガタッと開く。

「〇〇!風邪の具合はどうじゃ?」

「…!?ひ、秀家様!」

目の前には〇〇の主君、宇喜多秀家が立っていた。

そして〇〇の布団の横に座る。

〇〇は慌てて起き上がる。

「ああ、無理はせずともよい。そのまま横になっておれ。」

「は、はぁ。では、お言葉に甘えて…。」

〇〇は再び布団に入る。

「あの、秀家様。どうしてここに?」

「ああ、そなたが風邪と聞いた故、看病に来たのじゃ。」

…!?秀家様が直々に看病!?確かに前そんなこと言ってたけど、まさか本当に来て頂けるとは…!

「あ、あの、秀家様。本当に、私のために…?」

「フッ。余は嘘などつかぬ。安心して看病されるがよい。」

「あ、ありがとうございます!」

〇〇は感激した。

「そういえば、私の伝令はどうしましたか?」

「そなたの伝令?ああ、余が休みをやった。夕刻には帰ってくるであろう。」

「は、はぁ。」

そういえば伝令君、働きっぱなしだったな…。たまには休みをあげた方がいいかも。

「よし、ではおしぼりを替えてやろう。そなたは気兼ねせずともよいぞ。」

「あ、ありがとうございます。」

秀家は〇〇のおしぼりを手早く替える。

「フッ。一仕事終わったな。では、次はそなたに粥と薬を持ってきてやろう。しばらく待っておるのだぞ。」

「は、はい。」

そう言うと、秀家は部屋から出ていった。

――――――――

しばらくして、秀家はお盆を持って帰ってきた。

「フッ。〇〇。そなたのために特別に作ったものだ。食してみるがよい。」

「は、はい。いただきます。」

〇〇は起き上がり、お盆をみる。

そこにはお粥(金箔をちりばめ、真ん中には梅干しが乗っている)、お茶、薬、うさぎ林檎(金箔が振りかけてある)が乗っていた。

「フッ。美しいであろう。余はたとえ一度の食事と言えども手は抜かぬ。」

〇〇は今まで食べたことのない金箔入りのお粥に圧倒されながら、ゆっくりと口に運ぶ。

「…美味しい!」

〇〇はこんなに美味しいお粥を食べたことがなかった。

秀家は満足そうに頷く。

「フッ。そうであろう。そなたのために一流の食材を集めて作ったのだからな。」

「…一流の食材?た、例えば…?」

「米は越後の魚〇産コ〇ヒ〇リ、水は信濃の雪解け水、梅は紀州より取り寄せた3年もの、塩は南蛮の岩塩じゃ。ダシは土佐の最高級の鰹節と蝦夷の昆布よりとった。」

〇〇が今までお目にかかったことのない高級品ばかりである。

「…あ、あの、他には?」

「他?ああ、茶は宇治より取り寄せた最高級品、林檎は津軽より取り寄せた。粥は余の専属料理人に作らせ、林檎は余自らが剥いたのだ。」

…どこにどうツッコミを入れればいいのかわからなくなった。

〇〇は高級食材ばかりが使われた食事を一口一口味わいながら食べた。

全部食べ終わって、残るは薬だけである。

だが〇〇は嫌な予感がした。

「あの、秀家様。この薬は?」

「フッ。この薬は余の知り合いの薬屋に作らせた、余だけの特注品じゃ。だが〇〇、そなたのために少々分けてやることにした。効き目は余が保証する。」

秀家様の特注品…!〇〇は感激した。

そして〇〇は薬を飲んだ。

「…甘い!」

苦い薬の味を予想していた〇〇は驚いた。

「フッ。余は苦い薬など好かぬ。やはり薬は飲みやすいものでなくてはな。」

…さすが秀家様。

そして〇〇は秀家の方を向く。

「秀家様、今日はありがとうございました。後は寝ればよくなると思います。ご心配おかけしました。」

そう言って頭を下げる。

「もうよいのか?遠慮せずともよいのだぞ?」

「いえ、もう大丈夫です。だいぶ楽になりましたし。」

「そうか…。では、余は帰るとするか。」

秀家は少し残念そうな顔で言う。

秀家は立ち去る前に〇〇の方を向いた。

「では、明日そなたと会えるのを楽しみにしている。いつも通りの、美しい笑顔を見せよ。」

そう言って、秀家は出ていった。

〇〇は秀家の優しさに感動し、ますます秀家への忠義を誓った。

…だが。

「もう風邪は引かないようにしよう…。」

根っからの貧乏性の〇〇にはあの高級食材尽くしの食事は心臓に悪すぎた。

そう思いながら、〇〇は眠りについた。

――――――――――――――

・後書き

またぐだぐたな感じで終わってしまった(>_<)

最後までお読み頂いた方、本当にありがとうございましたm(__)m
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