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では、お礼の小話を一つ。

*たまには二人で

[石田三成]
ま、正則。上等な甘味が手に入った。き、貴様に分けてやってもいいぞ。

[福島正則]
お、俺も、お前と飲みたいと思っていたところだったんだ。ど、どうだ一緒に?

[隠れて見守っていた大谷吉継と加藤清正]

「三成、こういう時くらいは素直になりなさい…」

「マツ、三成は酒飲めないって…」

(一刻後)

[福島正則]
うぅ、佐吉よぉ! 俺は頭がよくていつも褒められてたお前が羨ましかったんだ。うぉーーん!!!

[石田三成]
い、市松。実は私も、お前の武芸の腕が羨ましかった。お前に憧れていたんだ。

[福島正則]
うぅ、佐吉ー!!!

[離れて見守っていた大谷吉継と加藤清正]

「市松、お酒が抜けたら全部忘れているでしょうね…」

「ああ…。三成もそう思ってるからあんなに素直なんだろうな。…ところで吉継、俺達も久しぶりに茶でも飲まないか?」

「フフッ。いいですよ、トラ。私達もお茶にしましょう」

[完]






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