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□静かな思い
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あたしの席は後ろらへんで窓際だから教室全体をほとんど見渡せる。
しかも運がいいことになぎさちゃんは右斜め前に座ってる。
だから授業中はついついなぎさちゃんの後ろ姿を見ちゃう。


授業が終わって休み時間になった時急になぎさちゃんがあたしのとこに来た。

「ね、ね、りさちゃんってさクールだよね!」

「そ、そんなことないよ」

やっぱりクールって思われてんのかな...

「知ってるけどね。りさちゃん笑った顔すっごく可愛かったよ」

「えっ?」

「さっきしほちゃんと楽しそうに話してたじゃん。」

驚きすぎて何が何だかわからなかった。
もしかしてあんなににやけてるの見られてたの?
うわっ!は、恥ずかしすぎてやばい。

「み、見てたの?」

「うん!ばっちし!拝ませてもらいましたー」

「拝むって」

「でもほんと可愛かったよ。普段も笑ってたらいいのにもったいないよ」

「う...そう、かな?」

「そうだよー!私と話す時も笑ってくれたら嬉しいな。あ、授業始まるからまたね」

「が、頑張るよ。またね」


席に着くなぎさちゃんをボーっと見てた。
うわーにやけ顔みられるとか...てかなぎさちゃん見てたのばれちゃったかな?
見られてたの恥ずかしいけどちょっとでも話せたのが嬉しすぎる!
ほんと可愛いなー。
どこがそんなに好きとかまだ確信はもてないけどどうしても気になっちゃう。
目で追っちゃうんだ。

 
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