台本
□ひとめぼれしました
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光輝01(あの衝撃は、言葉にできない。
言、葉に、できなぁい・・♪
いや、ふざけてはないんだぞ。
ただ本当に、)
廉01「ひとめぼれ?なに。米?」
光輝02「違げーよ!!」
廉02「まさかとは思うけど、君が誰かを好きになったって言うの?」
光輝03「そのまさかだ!!」
どーん、とか効果音。
光輝04「そう、あれは昨日の放課後のことだ、オレは」
廉03「別に聞いてないけど」
光輝05「シャラップ!!」
光輝06(昨日の放課後、オレはとある女の子に出会った。
綺麗なウェーブした黒髪が、背中辺りまで流れていて。)
光輝07「ななななんて可愛い子なんだ!!?」
光輝08(その姿はまるでどこかのお伽話のお姫様だった。)
光輝09「彼女がオレの前を通ったその瞬間・・・オレは確信した!彼女こそ、オレの未来の恋人!いや、オレの嫁!」
廉04「光輝ってやっぱりかなり現実離れした思考回路の持ち主だよね」
光輝10「オレは本気だ!」
廉05「・・・まあ、そんな君は嫌いじゃないよ」
光輝11「で、どうしたらいい!?」
光輝12(オレは廉に詰め寄るが、廉は冷めた目でオレを見た。)
廉06「さあね。俺の知ったことじゃない」
光輝13「ひどいっ!オレ泣いちゃう!」
廉07「勝手に泣け」
光輝14(廉はこういうヤツなんだ。わかってたけど。)
光輝15「なー!たーのーむーよーっ!親友だろ!?知恵を貸してくれ!」
光輝16(だってホントにわかんないんだよ!察してくれ!廉!)
廉08「・・・まぁ確かに君の色恋沙汰なんて聞いたことなかったしね」
↑始めにため息をいれて下さい
光輝17「え・・」
廉09「いいよ。俺にできることなら協力してあげるよ」
光輝18「ぃやったーーっ!廉、ありがとう!廉はいいヤツだな!」
廉10「当たり前だろ?」
光輝19「ひとめぼれしました」
光輝20(記念すべき第一歩!)