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□真のドSとは
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こんな可愛い顔で、一番隊隊長というのだから驚く。
いつも会う度に「旦那」と近寄って来てくれ、
周りからドSと称えられ(?)、
サディスティック星の王子というあだ名まで付けられている沖田くんは今日も気まぐれで万事屋に足を運んだ。
大体が見廻りをサボって来ただの土方が煩いだの
色々な理由を付けてやって来る。
まあ別に嫌じゃねぇし、前から可愛いなとか思っていたし…。
多分可愛いとか言ったらたたっ斬られると思うけど。
「旦那ァ、何か飲み物下せぇ。喉乾きやした」
もう我が家に帰ってきたみたいな態度でソファに寝転がっている。
「お前ん家じゃねぇんだよ、ここは。何?神楽や新八が居なくて久々にゆっくり出来ると思ったのに…」
二人は今日、新八の家でお泊まり会があるか何かで新八の所の道場に行った。
いつもアイツ等がギャーギャー言ってて中々寝れねぇから今日はゆっくり寝ていようと思っていたのに。
いきなりドアをガンガン叩かれて「開けろ」と言われて客かと思いドアを開けた俺が悪かった。
ああ、時間が戻ればあのドアを絶対に開けないのに。