あとがきの小部屋

□メビウスリング
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またまたしつこくやってまいりました。
あとがきです。


語るなと。
読んでくれる人を信じるべき、ここはこうなんだろうなと読者の想像の楽しみを奪うなと。

某プロ作家さんのそれこそ「あとがき」に書いてあって、私は同意しました。以前にも、こんな記事をどっかに記しました。


でも、書いちゃうもんね、あとがき。
好きにやらせて♪


今回のメビウスリングは、以前「エド本家本編ででてくるノンちゃんとおばあちゃんの悲恋が書けますか」とのお話をいただきましたことからできあがった小説です。


当時はね、うーん難しいなと思ったわけです。


どこにヒロインとエドを絡めるか。


そんなとき、GREE王子たちが時空を行き来しているのを見て、おお?これでいけるのではないかと思いつきました。



題名のメビウスリングはご存知「メビウスの輪」からとったものです。



細長の片方をひねって、もう片方に張り合わせてできる図形?立体のことです。



どちらも表、どちらも裏のこの図形は
ある一点から出発してまわるとまた元のところに戻ってきますよね。



転じて、無限の繰り返しや永遠を意味したりもするそうです。

過去に愛し合ったエドワードとヒロインは生まれ変わっても出会い、愛し合い、また生まれ変わっても。

そんなふたりをメビウスの輪にたとえてつけた題名です。



とすれば、前半のシャルル城で迷ったヒロインがエド1世の部屋の扉があいて、中に入ってしまったのも単なる偶然じゃなくて運命だったのでは?

エド1世がヒロインを呼んだのでは?(心霊じゃないよ)

ってとらえていだけたら。…嬉しい。




全体を通して、エド3世はエド1世の生まれ変わりということで、

あの優雅さ、穏やかさ、キュートさ、いざという時に見せる潔さ、男らしさ…

やっぱりエドは時空を超えてもエドだよねって思ってほしいなと願って書きました。


マリーの名前、本名はマリエというオリエンス風名前だったというところはお気に入りです。


友人のマリエさん(日本人)が

「eを読まないから、みんながマリーっていうんだよね。まあ、外国人には覚えやすいみたいだからもうそれでいい」

っていっていたのを思い出して使っちゃった。


顔が似てる、ネックレスをしてる、以外にも祖母である決定的な何かがあればおもしろいかな、と。


マリーちゃんの名前を「マチルダ」にして王子2につなげようかと最後まで迷ったのですが…

ここはメビウスリングということで「マリー」に決まり。
もしかしてマリーちゃんも??



さてさて、いつまで語ってるのでしょうね。
では、最後に。


コメントをくださったかたが今回のお話にぴったりですと曲を紹介してくださいました。
一曲ご紹介です。


ナナ・ムスクーリという人が歌っている「Only Love」という曲です。

だれですか?
え、ハウンドドックじゃないの?なんておっしゃっているかたは。(含・わたし)


「百年の物語」というドラマのエンディングだったそうで、
聞いてみれば、なるほど、晩年のエドの心中を歌ったような歌詞でした。


上記の単語をいくつか組み合わせて検索すると
英語ギライの私にもわかるように歌詞がありました。


興味のあるプリンセス様はぜひどうぞ。
ゆーったりとした透明感のある曲です。


時々、私の話で頭に浮かんだ曲を紹介してくださるかたがいらっしゃって
私はとっても嬉しく思っています。


だって、それって、私の話がその方のなかで躍動してるってことでしょ?
書いてよかったって思います。


おすすめいただきましたものは、
知らないものは調べて、全部聞いています。

ありがとうございます。



さて、次回はクロードさん。

「通り雨は虹をつれて」のその後。

ウェディング編です。


クロードの故郷で結婚式を挙げることになったふたり。

式の数週間前に、準備とあいさつを兼ねてクロードの生家を訪ねたのだけれど…の話。


キリリクもそろそろ考えています。
カウンターの回り具合によりますけれども、
折をみてTOPと日記にてお知らせします。


前回、キリ番ふめなかったプリンセス様、ぜひご利用ください。


それでは、また。


Mitsugoriより

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