08/03の日記
23:23
文香のお話
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こんばんは。
Mitsugoriです。
梅雨が明けたと思ったら、いきなりの猛暑ですね。
今日は一日中エアコンをつけっぱなしで過ごしてしまいました。
さて、ずいぶん間があいてしまいました。
前回ここで、和泉さんに送った手紙の中に文香(ふみか)を入れ、次回はその文香について書きますね、なんてお話をしました。
文香をご存じでしょうか。
匂い袋の紙バージョンと言ったらわかりやすいかもしれません。
袋状の紙に少しばかりの香料が入れてあり、
それをお手紙の中にしのばせて、香り移りを楽しむ…というものです。
紙に季節の花や姫絵が描いてあったり、
柄物の紙だったりと、紙もいろいろなら、香りもいろいろです。
私、けっこうこの文香が好きで、見かけると買って、
お手紙の中に入れて送ってたんですよ。
もちろん、和泉さんのお手紙にも入れようと思っていたら……ない。切らしていたんですね。
近くに文香を売っているお店なんか、当然ないものですから、ネットで、これ!というものを買って、お手紙に入れ込んだわけです。
手紙を出そうとしていたその日、
私は友達とランチの約束をしていて、手紙をバッグの中に入れていました。
しゃべりながら歩いていると、友達が突然
「ねえ。Mitsugoriちゃん『仁丹(じんたん)』飲んできた?」
と。
仁丹。わかってしまう貴女。
お歳が私と近いですね(笑)
昭和のお父さんたちの、必携アイテムだった元祖口臭予防薬です。
私の父も、持っていました。
1ミリか2ミリ程度の銀色の小さな粒です。
イメージとしては、ケーキやクッキーにのっているアラザンかな。
父にからかわれて食べたら、
すーっとして、独特の香りが口に広がり、
げげっ、って思った記憶があります。
その仁丹の香りが私からする、と?
「やだ〜。飲んでるわけないじゃん」
「え、でも、仁丹のにおいするんだけど」
くんくん。くんくん。
香りの元はバッグに……そして、手紙の中に……
「手紙に仁丹入れちゃったの!?」
いやいやいや、私、そこまで非常識じゃないから!
友達に、やんごとなき文香の話をすると、
友達は
「でも、仁丹臭だよ?」
とバッサリ。
ここまでくると、私も弱気になる。
「やっぱさ、これ送ったら失礼かな。会ったことのない人なんだけど、ケンカ売ってるみたいかな」
「市販品でしょ、それ。Mitsgugoriちゃんが調合したなら、ちょっとって思うけど、一般的にオッケーなんじゃない」
友人よ、フォローになってない。
「それにほら、着くまでにあっちこっち匂いなすりつけていくから、ちょうどいい感じになってるかもだし!」
郵便ポストの入れるとこに手を突っ込んでは出し、
突っ込んでは落とし込めずに、
何度も迷う。
漂う香りは、友達のせいで、もう仁丹臭にしか思えなくなり……
どうして、文香が届いたときに、この香りに疑問を持たなかったのか、過去の自分を恨むよ。
ええい、臭かったらごめんなさい!
そして、仁丹の文香いりのファンレターは、
和泉さんの元へと旅立ったのであった……
家に帰って来てから調べてみたら、仁丹の成分の木香(もっこう)が、
私が買った文香にも入っていたようです。
この場ではございますが、
そのようなものを送りつけてしまったことをお詫びします。
におったよね?
仁丹のにおいが、ほかのものにもついちゃいましよね?
ごごご、ごめんなさい。
それらは、干してください。
笑っていただけていれば、幸いです。。。
ということで、このお話を読んで「私も文香をいれてみよう!」と思ったアナタ。
仁丹の香りにはご注意を。
いないね、そんなプリンセス。はい。
久しぶりに出てきてこんな失礼ネタ。
すみません。
ブログには、仁丹とはまったくの別世界の話、
エレガントなステンドグラス美術館に行ったときの
記事が書き込んでございます。
どうぞそちらもご覧ください。
♪手作りブログ♪Mitsugoriの☆ちくちく日和
それでは、またの日に。
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