もちろんだよ。
酔った貴女もまた魅惑的ですね。
僕にだけ油断してくれていると思っていいのかな。
シードルをいただきながら
夜を楽しみましょう。
過ぎ行く時が、できるだけ
ゆっくりであることを祈って。

えっ？蒸発されると困ります！
だって、お顔も見えなくなるし
お声も聞けませんし、…触れられません。
想像して、今すっごく焦りました。

いてくださるように、冷たいの…あった。
シードルでもよろしいですか？
こちらですか？先日頂きました。
アルコールに弱い私でも
これなら大丈夫だろうからって。

…私、エドワード様にキスしすぎでした。
調子に乗ってました。ごめんなさい。
何で今日はこんなに大胆なのかな、私。
自分のコントロールが効かない。
知らないうちに、酔ってるのかな。

もうしばらくお側にいても…いい？

…貴女のキスで全身が熱くなってしまったよ。
このうえ温かい飲み物かい？
まいったな。
僕はもう、蒸発してしまうかもしれない。

左胸…わ…熱くなってる…

キスしたところが熱くなるなら…
エドワード様に、もっとしても？
薄明かりの今なら、大丈夫かも。
あ、ベッドに座ったままでいてください。
お立ちになると、届かないから。

例えば、ここ。おでこ。
私を気にかけてくださるとき、
コツンて合わせてくださいます。
とても幸せです。

例えば、ここ。両方の腕。
私を抱き締めてくださる、温かな腕。
とても安心します。

例えば、ここ。両手の、ゆび。
涙を拭ってくださったり、
私の余計な言葉を止めてくださったり。
とても信頼しています。

両方のお御足だって
私が道に迷えば、探し回ってくださいます。
一緒にお散歩もしてくださる、
優しいお御足です。

ひとつひとつ挙げればキリがありませんが、
それくらい大好きで、大事な貴方です。

あ、一人でお喋りが過ぎました。
お寒くないですか？
温かい飲み物、入れてきますね。
何をお飲みになりますか？

僕の妖精さんはずいぶん照れ屋さんだね。
暗くしてしまったら
貴女のかわいい顔が見えません。
「大好き」のキス、確かに受け取りましたよ。

左の胸に触れてみますか？
貴女への愛でこんなにも…熱い。

私にも贈らせてください。

っと、順番があってですね。
ここに座ってください。
室内ですけど、冷えるといけないから
ブランケットを羽織って…、はい。
（で、灯りを落として。私、今、真っ赤だ…）  

改めて、エドワード様。
私にも贈らせてください。
あなたの、ここに。
エドワード様の左胸に私から
…「大好き」のキスを。