古代の生き物。

□【古代の生き物】
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白ひげ海賊団の中にある、長い廊下を進んで行くと、とあるデカイ-------

本当にデカイ、巨人をも入れそうなぐらい。
の。扉。
しかも、ただの扉じゃない。両側から閉まるタイプだ。

そんな扉の前に、マルコが立つ。
立って、コンコン とノックをした。



「入れ」



そう短く中にいる、“誰かが”返答した。

そしてその返答を聞いて、マルコは左の扉を片手であけた。

でも、こんなデカイ扉方一歩だけど、
片手で開けるってどうよ.....?
すごくない?
逆に怖くない?

怖いよね?
うん。絶対怖いよ。

そこには、巨人?人間?
どっちかはよくわからないが、巨人と言われてもなんも違和感の無いほど、
デカイ人が、その人用であろう椅子に座って酒を飲んでいた。


「グラララララ、どうしたァマルコ。エース達のことか?」


どこに笑う要素があるのかは、わからないが、
椅子に座っている人が片手に持っていた酒から口を離し、豪快に、楽しそうに笑った。

というか、真っ先に出る言葉が「エース達か?」とはァ.....。
真っ先に出るほどに、エース達は悪さをしている事がわかる。


「いや、今はそうじゃねぇんだ。親父。
実はs「島から連れて来た女の事か?」!?.....知ってたのかい」
 
「あたりまえじゃねぇか....!俺ァ、お前らの親父だぜ?」

「なんでもおみとうしって事かい...参ったねい.......」


本当に参ったという顔をするマルコに、またもや、気分が良くなったのか....椅子に......ってもういいよね! 
椅子に座ってる人って言うのも、疲れるんだよね!
 
この人は、白ひげ海賊団を取り仕切ってる、
船長さん。白ひげ。
エドワード・ニューゲート。
みんなの親父で、親だ。

その人が豪快に大口を開け、笑った。

というか、“今は”ってなんだ....?
ここは普通、“今日は”じゃないか?

今は、って言うとまたどうせ、後でエース達が騒ぐから。

っていうのと、同じだよな......。
もしかしてそうなのか......?


すると白ひげが酒を一口飲み、マルコになぜここに来たのか聞く。


「......で、どうした....?マルコ」

「なにがだい?」

「とぼけんじゃねぇよ。
お前がそんな面して来るときゃァ、だいたいなんかある時だ.....」

「!?.....さすが親父だねい....!」

 
ニヤリッと笑った。が。
その笑いも突然消え、そんなマルコの顔を見た瞬間、
白ひげもいつもみたいの、馬鹿げた話ではない。

と、いうのがすぐにわかったため、
白ひげも酒を飲むのを止め、マルコをジッと見た。

マルコも白ひげと同様に、ジッと見て、互いが顔をジッと見る形になった。

そんな中、マルコは話しを続ける。


「それが....あの女...


変.......なんだよい...........」


さっきまで白ひげをジッと見ていたはずの目線が、話していくと同時に下に向いていった。

そんな返答を受けた白ひげが、どういうことだ?という険しい顔をした。


「.....どう言っていいのかわかんねんだけどよい.....変なんだよい。
人間なのかも.....わかんねぇんだよい......」

「!?.......」


目線だけが下だったはずなんだが、今はもう顔事態が下を向いている。

そんなマルコを見た白ひげが、驚き目を見ひらく。
それもそうだろう、いつものマルコは冷静沈着で、なにが合ってもこんなに戸惑う事なんてなかった。
今までは.......そのはずなのだ。

するといきなり今まで閉じていた扉が、バンッ!!と勢いよく開いた。

するとそこから、リアが入って来た。


「船長さん!!マルコ隊長!!!」


切羽詰まって来た。


「!!?リア、どうしたんだよい?」

「ここに、女の子が来ませんでしたか?!」

「!!いなくなったのかよい?!」

「はい....すみません」


とシュンッと声が小さくなった。

そんなリアにこれ以上、なにも言えなくなった。

重い空気がちょっと続いた時に白ひげが言う。


「おいリア、そのマルコ達が連れて来た女ってのは、どんな奴なんだ?」

「えっとですねぇ.....どんな奴ですか......
 


 わかりません」

「!!.................」

「すみません船長さん。でもわからないんです」
 

そう言い切るリアに白ひげは、これ以上なにも
言わない。
言ったって無駄。
そう思ったのだろう。

だが、リアがマルコと同じ事を言ったのが、少しビックリだ。
そんな二人の問いに、白ひげの好奇心が沸く。
 

「マルコォ、その女を見つけて、俺のところまで連れて来い」

「「!!!!!?」」

「........わかったよい」


でた、親父の好奇心......!!

そう思うマルコとリアだった。

こうなった白ひげは、誰も止められないので、
マルコやリアはなにも言わない。
 
白ひげにマルコが「んじゃ、行って来るよい」とだけ言い残し、探しに出た。


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