古代の生き物。
□【古代の生き物】
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〈ねェ、俺達はずっと一緒だよね?〉
〈当たり前でしょ♪大好きだよ
チガン〉
『...チ...ガン...ん』
ここは......
次目が覚めたらそこは、ベットの上だった。
上半身を起こし見渡してみると。
---どうやらここは、医療室ではないらしィ---
薬の匂いがない。
ってことは、誰の部屋かの部屋だ。
......いったい誰の?
そう考えていると扉が開き、入ってきたのは---
「起きてたのかい、身体の調子はどうだい?」
-------マルコだ。
ベットのそばに椅子を持ってきて座り、アタシの顔を見てきた。
『すまない。また、迷惑をかけた...。身体なら心配ない。大丈夫だ』
「ちょっと失礼するよい」
『....信用ならんか?』
「いや、一応ねい。...熱はないみたいだねい」
前のめりになりながら額に手を当ててきたため、苦笑いしたアタシにマルコが、口角を上げ笑う。
熱がないのを確認したら元に戻った。
『だから、大丈夫だと言っただろう』
少し笑うと、マルコが言いづらそうに尋ねてくる。
「な、なァ。その、《チガン》って誰だよい?」
『!!?...それ、アタシが言ったの?』
「?ああ。そうだよい」
『まァ、そうだよね。なに言ってんだろう...アタシ。...チガンはアタシの弟だよ。唯一の家族だった...』
アタシ窓の外に目をやりながら話と、マルコが目線を下へとやり、謝罪してくる。
「!!...すまねェよい...」
『なぜ、謝る?別に気にしないよ』
俯き、吐いた。するとマルコが---
「嘘だよい」
『!...なぜ、そう思う?』
「唯一の家族がいねェのに、気にしねェ奴はいねェよい」
『!?...そう...か....そうだな。なァ、マルコ。ありがとう』
「!!?//////あ、ああ////」
今、この船に乗ってから....目が覚めてから初めて微笑んだ。
それに、初めて面と向かって《マルコ》と名を呼んだ気がする...。
『顔が赤いぞ...!アタシよりマルコの方が熱があるんじゃないか.....?!
待ってろ....!今なにか持ってきてやる...!それから、ベットに入らないと....!』
ベットから出て、マルコの腕を引きベットに入るように促すと、マルコが---
「い、いい!大丈夫だよい!!//////」
『本当か?でも、顔が...』
「いいんだよい!」
『そうか、まァ。マルコがいいならいいのかも知れないな。でも、辛くなったら言いなよ?』
「あ、ああ。わかったよい////」
その返答に満足し、また微笑むアタシに。
なぜか顔を赤くしそっぽを向いてしまった。
それがなんか切なく、疑問にもなりマルコの顔を窺おうと顔を見ようとすると、
避けるみたいにそっぽを向いてしまう。最後には。
「そういえば!は、腹減ってねェかい?!(汗)」
と話をいきなりに唐突に入れてきた。アタシもその問いに。
『お腹、か...そういえば少しな』
「(よし来たァ!!)じゃ、じゃあ食堂行くよい!!(汗)」
『ん?だが....おい!』
アタシの止めを無視し、そそくさと部屋を出ていったマルコをあわてて後を追う。
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『ここは?』
「言ったろい?食堂。座って待ってろい。飯を持ってくるよい...」
そういい残すとマルコはどっかへ行ってしまった。
アタシはマルコの言うとおり、座ってまってことにした。
「ぶあッ!!あー、まいった。寝てた。ん?あ!お前!!」
少し離れたところから、こちらを指差し叫んできた。
『ん?.....アタシか?』
今まで食べてた料理を持ち、アタシの隣の席に座ってきた。
「そうだよ!!なんだ、お前も食堂に来てたのか!!ここの飯はうめェんだぞ!!」
エースが満面の笑みで、話ていると、後ろから----------。