人類滅亡と盃兄弟

□【人類滅亡と盃兄弟】
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『我は死を願う。

 ...我は人類滅亡。人類を壊す者』


【人類滅亡と盃兄弟】


ここは東の海(イーストブルー)フーシャ村。
我は港に降り立つと、港付近にある小さな村だから我が来たことで村人達は驚きの声を上げた。



「な!どっから来たんだ!?」
「ってか、誰だ?!」
「なんじゃ、どうしたんじゃ!な!お前は!!」
「「村長!!」」



誰だ?....我の事を知らんとはな。
我もまだまだなのか、そやつが世間知らずなのか…。。
杖をつきヒゲを生やした老人。
村長と言ってたな...ってことは、この村で一番のお偉いさん。ということか。
我を見た瞬間、杖を我に向け震え青ざめた顔で吠えた。



「こ、こここここやつは!!人類滅亡じゃ!!!」
「人類滅亡?!」
「人類滅亡って、島ひとつ簡単に滅ぼすあの?!」
『(うるさいな)』



キャンキャン吠える村人と村長をそっちのけで、我は我のやりたい事をする為に間をすり抜けて“その場”に向かった。

向かってる最中に
「捕まえるんじゃー!」
「だ、だがよう村長さん💦」
「俺達じゃ、あいつには敵わねェよ💦」
「かー!バカモーン!!男が情けない事を言うんじゃないわい!!!」
「「そ、村長さ〜ん💦」」
聞こえてきたが、無視し“その場”−酒場の戸を開け入ると、そこには先客がいた。



「だーはっはっは!!ルフィバカだな〜!まーた引っかかってやんのー!!」
「な!騙したなシャンクス!!大人げねェぞ!!」
「バ〜カ!騙される方が悪ィんだよ!だーっはっはっは!!」



そこに居た先客とはー赤髪海賊団だった。
船長のシャンクスは頬に傷のある小僧をからかって遊んでいた。
回りにいたクルー達が先に我に気づき、楽しそうに笑っていた顔がたちまち村長達と同じ青ざめた。



「ルフィドンマイだぜ〜!ぎゃははは!グビッふぅ、ん?な...?!?!」
「グビッ!ん〜?どうしたんだ〜青ざめて、何見てんだ、あ?!?!」
「か、かかかか頭〜!!!」
「お、おおお頭....!!」
「あ?どうしたんだ〜?酔っぱらってんのか?ッ!?!?」
「っ!なんでこいつがここに....!!」
「「「「?!?!?!」」」」
「ん?どうしたんだ?シャンクス、副船長まで....みんなどうしたんだよ💦」
『クックック。アホ面だな』



みな我を見てビックリし戦闘体勢に入り敵意むき出しに睨む。

ま、睨まれても別に怖くはないがな。

我とクルー達の間に続く長い沈黙を、シャンクスが破った。




「で、なんで此処に居るんだ?アンタがよ。
なぁ、


人類滅亡さん?」
『なんで、とは?我が何処にいようが勝手だが...?』
「まぁ、そりゃぁそうだ。よし、わかった。野郎共、

飲み明かすぞ〜!!!!」
「「「おっ、、おお〜!!!!」」」
『(....懲りない奴だ)』



いつも二日酔いになり嫌な目を見るのを知っている我。
なのに飲み明かすと言うこいつに、我は物好き以外の何者でもない事を理解した。
他のクルーはクルーで調子に乗って便乗しやがるし、陽気な奴らだ。

また新たに騒ぎだした奴らを放っておいて、カウンターにいる女亭主に寄り用件を言った。
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