九尾の狐

□【九尾の狐】
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〜エース視点〜
俺は白ひげ海賊団二番隊隊長。
 火拳のエースだ!よろしくな!

俺たちは、小さな町に来ていた。


「飯〜、腹減った〜」

「お〜い、マルコ。後ろの奴が喚いてるそ〜」

「聞こえねェよい」

「うは〜、手厳しいのね!マルちゃん!」

「殺すぞ」

「キャー、サッチ怖ーい」

「「キメェ」」

「エースも!!?お兄ちゃん傷つく.....」

「あ!飯屋〜〜〜〜〜!!!!!」

「「!!」」


サッチが話してる途端、目の前に飯屋が見え叫びながらサッチたちを置いて走った。


「おっちゃん!!飯大盛りで!!」

「へいよォ!」


店に入り、カウンター席に座りおっちゃんに笑いながら言うと、笑顔で返してくれた。

そんな時、置いてきた二人がやっと入ってきた。


「おいこら、エース。置いていくとは何事じゃ!?」

「何事でもねェよい。ったく、走っていくなよい」


ブツブツ言いながら俺の隣に座る。

店の中から、大盛りになった飯を手におっちゃんが戻ってきた。


「ほい!お待ち!!」

「おお、ありがとう!おっちゃん!」

「お前さんら、旅人かなんにかか?」

「まァ、そんな所だよい」

「じゃァ、一つ忠告だ。森には入らねェほうがいいぜ」

「?なんでだよ?」

「この森にはな、化け物が住んでるんだ」


店長と話ていると、


「だが、化け物はいなくなる」


ドガッ!

と、銃を持った狩人が隣に座り、俺たちに話してくる。


「どうしてだ?」

「それはなァ〜、俺たちが狩りをしに行くからだよ。
おいテメェらァ〜、今日俺は、森に住む化け物を殺しに行くぜ〜!!」

「「「おおおお〜〜!!!」」」


隣に座った男は立ち上がり、愛用だと思われる銃を片手に
店に入ってる男たちに聞こえるように大声で叫ぶ。

店にいる者たちは持ってる酒を片手に、

いいぞ兄ちゃ〜ん!!

頑張ってこいよ〜!!

町を救ってくれ〜!!

と、あちこちから応援の雨が降り注ぐ。

そんな中、俺たちは《化け物》について店長に聞いた。


「なァ、化け物ってなにをしたんだ?」

「人殺しだよ」

「「「??!」」」

「森に入った旅人の男たちがいてな、そいつら全員殺したんだよ」

「どうして、そう言いきれるんだよい?」

「ん?そ、そりゃァ...森の中で遺体が発見されたんだからよ...化け物がやったに違いねェ!」

「....そうかよい」

「おい、マルコ」


サッチが言う。


「ああ、ありがとうないおっちゃん」

「ごちそうさん!うまかったぜ!!」

「おう!また来いよ!」


金を払って店を出て、向かった行き先はもちろん------森。


「へェ〜、ここか.....」


目の前に立派に育った木々に、俺たちは見上げる。


「......行くぞい」


マルコが小さく吐き、森の中へと足を踏み入れた。


「.....こんな所にいんのかァ?」

「そういってたし、いんじゃねェの?やっぱり」


見渡す限り誰も、なにもないため、疑っちまう。

すると後ろから、


「よお!お前ら店で会った旅人たちじゃねェかァ!お前らも化け物見に来たのかァ!?」


「「「!!?」」」


バッ!!



後ろを振り返ると、化け物を殺すといきがっていた狩人がいた。


「?ッんだよ、どうしたんだよ?」

「ったく、びっくりすんじゃねェか! 
 いきなり出てくんな!!」


サッチがそういうと、


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