【さァ、ホントの自分はどれ?】

□【さァ、ホントの自分はどれ?】
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僕は先生の後を追うためにエレベーターがある方向へと進んでいくと、僕が壊し破壊しすぎてエレベーターまでの道のりが破片や残骸で邪魔されて通れない状況。
僕は、もう少し考えて壊せばよかったと少しだけ後悔をした。
『まぁ後悔しても今更仕方なか!』
という結論にいたり階段で行くことにした。



『ふぅ~ん、さすが先生🎶やるーぅ🎶』



階段には先生が殺し壊した残骸でそこら中を覆われていた。殺し壊しすぎて階段だと思われる段がわからなく、残骸を踏みつけて上へとあがった。



『?……ニヒィ🎶』



壊して破壊され殺されてる奴らなんかに興味なく、そのまま素通りして行こうとした。
が。
なーんだ、居るじゃん。先生ってば、おっちょこちょいさん💕そんな先生が憎く殺したくなるよ。
曲がり角にある扉の向こうから、気配を感じた僕は、あえてナイフなど持たず口角を上げ普通に扉をあけ入った。
それはもう、自分の部屋の如く普通に入った。



『さてさて、ここも全部を壊してるよね~先生のことだし?ねぇ、お 姉 さ ん。ニヒィ🎶』
「っ!!!!」



部屋は先生が入って壊して破壊され殺されてた残骸と破片が散らばっていた。
僕がせっかく呼んでるのに、全然姿を見せないお姉さん。隠れたって無駄。ロビーにいたお兄さんと同様、気配と恐怖が駄々漏れだよ?

こんな部屋で、隠れていることにも気づかない先生ってどういうことだろ?殺すこと確定だね🎶
僕は黙ってお姉さんが隠れてる傍へと近づき、優しい声色で、優しい仕草で、優しい表情で、優しさオンパレードの元、目の前で恐怖で顔を強張らせているロング黒髪女性に言った。




『おねーさん、どうしたの?こんな所で。危ないよ?』
「あっ、あっ、、、」
『ん?ほら立って🎶教えてほしいことがあるだけなんだ。ここに集まってる奴らのことで。ホントに【あの】組織の下っ端でいーんだよね?ねぇ教えてよ🎶』




僕は紳士的な態様でお姉さんに、にこやかな笑顔で手を差し伸べた。
だが手を取られることはなく、パァアンと弾かれた。



「ひっ、人殺し、、、」
『………』



震えながら僕にそう小さく恐怖の目を向けながら言うお姉さん。
優しい表情、優しい声色、優しい仕草、優しさオンパレードは僕から消え、
今度は冷たい表情、冷たい声色に変貌した。



「ひっ!!」
『人殺しだからどうした?お姉さん。うちが何もんか知らねーの?優しくしとけばよぉ、これだからテメェらは。言ったろ?教えてほしいだけだ。これは【お願い】じゃねぇ。【命令】だ。答えろ』
「ひっ!痛っ!!くぅぅっ!!」
『俺ってさ、根は優しいんだぜ。教えてくれんなら乱暴はしねーよ。なぁお姉さん』



俺は鋭い目でお姉さんを見て、黒く長い髪を乱暴に掴み、首をしめた。
お姉さんは手で俺の手を髪と首からどかそうとするが、うちが負けるわけがない。抵抗はうちには効かず、首を絞め呼吸が出来無いため力が抜け首から手を離した。



『おっと、死なれちゃ困るんだよ。答えてもらわねぇとな』
「くっゲホッゴホッゲホゲホッハァハァ、、だ、れが、ゴホッ教える、もんですか、、」
『ふぅん、そう。そんな強気で来られたら、殺りたくなるぜ🎶じゃぁどれほど耐えれるか、お手並みは意見だぜ。お姉さん🎶ニヒィ』



掴んでいた髪と首を離し、今度はお姉さんの手首を掴み、ポキッと折った。抵抗されたらめんどうだからね。手首を切り落としてもいんだけど、出血多量で死なれても困る!だから、お菓子のポッキーをポキッと折るかのように簡単に折った。 



「ぐっぅ、あぁあ゛ぁあ゛あ゛!!!!」
『さて、今度は脚だ。抵抗されたり逃げられてもめんどうだからねぇ🎶』
「い、いや!いやぁあああ!!!」
ーポキッ
「ああぁあぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 
『くひひ🎶』
「あがっ!いう!いうわ!だから、あぎゃぁああ!!おねが、お願い、やめて、、」
『あっ?お姉さんもう降参なの?ヘボいな~まぁ僕としては楽でいんだけどさ!んじゃ答えろ。ホントにあの組織の下っ端か?』
「ハァハァ、えっええ!痛っ、ええ本当よ、本当にあの組織。

 たっ立嶋組(たてじまぐみ)よ、、」
『ふぅん、そっか。ありがとう、お姉さん🎶』
「でも、どうして集まることをしって、あぐぁ゛あ゛あ゛!!!!」
『詮索はやめろよ?お姉さん』
「あぐ!ごめ゛ごめんなざっあぎぃい゛い゛!ずみまぜっ!!」



女の目に僕は落ちていた釘を手に持ち、そのまま刺した。
女は折れていない方の手で目をおさえ泣き叫び悲鳴をあげ苦痛で顔を歪め、子供みたいに泣きじゃくった。
はぁ、ほんとーに、これだから
  人は。
うぜーんだよ。



『もういーよ』
「ハァハァ、えっ?、、、」
『死ねよ』



なんか、全部がうざくなった僕。
傷めつけることも拷問するのも情報を聞き出すのも。
面倒くさくなった。だから俺は殺した。女を殺した。人間を殺した。
そいつ意図はここで終わった。終わらせた。



『………』



俺は黙ってその場を後にし、先生の後を再び追った。
ここに集まってる奴らが立嶋組なのはわかった。
立嶋組は自らは動かない。脅威だと見なさない限り、絶対に。
だから、俺達を脅威だとみなさないと行けない。だって、じゃねーとあいつら本気で戦わねぇだろうから。
本気で戦ってそいつらの信念から、脳髄から、神経から俺達を怖がらせてやる。恐がらせてやる。




『あっ!先生だー🎶やっと会えたねー🎶』
「なんだ、お前にしてはずいぶんと遅かったな」
『そりゃぁ先生が殺りそこねた奴を殺してたから🎶』
「なに?俺が殺りそこねた??ふん、馬鹿なことを言うな。俺に限ってあるはずがねぇよ」
『ホントその自信がうぜーんだよ、死ねよ先生🎶それがホントにあったんだってばー。どうしてくれんの?自分で全部が壊せーとか言ってたくせに、、先生ってばおっちょこちょいさん💕殺す』
「ふん、で、そいつから情報を得たんだろ?」
『ん?なんで知ってるの?!わーびっくりだよ!』
「ふん、なにがびっくりだ。思ってもないことを言うな」
『ふん、思う訳ねェよ。ったく
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