古代の生き物。

□【古代の生き物】
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とある島ーーデス・コード島。
別名ーー死の島。

なぜ“死の島”と呼ばれていたかー

それはーー

ここは昔。
   ・・・・
海軍が化学実験をしていた。
    ・・・・
しかし、化学実験というのは真っ赤な嘘で表向き。

そこで行われていたのは、

人体実験

だった。

その人体実験に失敗し、火災になり多くの犠牲者を出した。

その人体実験に使われていた、子供たち、大人たち、巨人たち、魚人たち、みんな全員死んだ

森も、動物も、建物も、なにもかも....壊れ無くなった。

だが、唯一島は残った。

でも、島の全体が壊滅。

建物があった面影もなくなり、島は更地へとかした。


政府が立ち入ることを禁止しその島には誰も近づかなくなった。

そんな中、とある海賊団がいた。




------------ガサガサッ 

森の奥深くに突き進んでいく男達二人。その姿はまるで、何かを探しているかのように歩きまわっていた。



「なんもねぇなぁ...。
こんな所が本当に“死の島”なのかよ.....」



後ろでグチグチ言ってるサッチには目もくれず、冷たい言葉を浴びせるマルコ。



「そらそうだろい、跡形もなく消えたんだからよい。!おいサッチ..! ...これ...!」



それでも足は止めず、スタスタと進んで行くところが凄いところだ。

声からするに驚いているマルコに、後ろを歩いていたサッチが、マルコが何を見たのか知りたくて早歩きで隣に来た。

そこで、目にしたのは----------



「うはー、不気味〜。なんだぁ?ここ」

 

大きな建物だった。
大きな建物---------否、大きな施設。
みたいな物だった。

その施設は、ただの建物なのに異様なオーラを放っていた。
それはまさしく、サッチの言ったとおり“不気味”な建物。

そんな施設を見ながら、マルコが答える。



「たぶん施設....だと思うよい」

 

噂に聞いた話とは違い、サッチは首を傾げながら疑問に思った事を聞く。



「でもよ、おかしくねぇか? 
あの大事件は建物も一緒に壊れ、何一つ残らなかった....って」
「ああ、確かにそうだよい。
...でも、もしそうだとしたらここはなんだい?」
「?.......さぁ」



どんなに考えても結局答えは出ず。



「じっとしてても、しょうがねぇよい」
「だな...!行くか」


という、なんとも簡単な客観的なお気楽なまさに男らしい思考だった。
だがサッチは頭を掻きながら言葉の裏に「行きたくねェ〜」という意味が隠(こも)った。

でも、そうなるのも仕方ない。わざわざ、不気味な施設に入ろうという物好きはそうそういないだろう。

館の中に入って仲良く肩を並べながら、テクテク歩いていた。
中に入ると長い曲がり角もない、ただ一直線の道が続いた。

やっと長い道を抜けると、そこには鉄の大きな扉。



「「.............」」



二人は扉の前に立って、呆然としていた。

なんでこんな物が施設の中にあるのか。
扉があるのはごく自然の事だが、鉄の扉でしかも大きい。

まるで巨人を入れるために作った様な、海王類を入れるかの様な大きな扉。
まるで出て行かない様に、閉じ込めるために作られたかの用な鉄の扉。

その時---------



「なにやってんだ?二人共」
「「!??!」」



と呆然と立っていた二人の後ろから、声をかけた。

突然声をかけられたので二人は驚きバッ!と後ろを振り向いた。

そこにはオレンジ色のテンガロンハットを被った、そばかすのついた顔をした男性がそこにいた。


「なんだ...エースかい。気配消してくるんじゃねぇよい」

「そうだよ!ビックリしてお兄さん、口から心臓が出てくる所だったじゃねぇか!!」


ものすごい顔をして言われたので(主にサッチ)、エースも謝る事しかできなかった。


「わ、悪ぃ......」


顔を引つりながら謝るエースに、サッチはガミガミグチグチと言っている。
「そんなうるさい奴はほっとく」エースかの如くサッチを無視しマルコに聞く。


「ところでここでなにやってるんだよ....?」

「それはこっちの台詞だよい...。俺たちはあの大事件。
壊れたはずの施設があったから、疑問に思って確かめるところだよい」

「あ、そういうことか.....!」


手の平に拳をポンッ!と置き「なるほど!」と納得したエース。


「んで?そっちはなにしてたんだよい」

「?俺〜。俺は散歩してたんだ!」


ドーンッ!と胸を張りながら言い放つエース。
それを見たマルコ・サッチは細い目をし、冷たい目でエースを見た。

普通散歩気分で、こんな不気味な建物に入るか?普通.....。

と、言わんばかりの目線で。
 
だが、そんな目をされるのになれてるのか、どうとも思わず、目の前にある扉を開けた。

扉を開けたとたん、三人は顔色を悪くした。
否----真っ青にした。

ドーンッと胸を張っていたエースも。

エースに対しグチグチ行ってたサッチも。

無表情で立っていたはずのマルコも。

顔色を悪くして、唖然と中を見た。

それもそのはず、だって。

部屋全体が血で覆われてるから........


 
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