【たった一人の殺人鬼】

□【孤独-ブラックデス-】
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グシャッ、バッシャァ
鈍い音とともに地面に広がる真っ赤な“血”
殺された人?かわからない物体を見下ろし



『ゲホッゴホッ、ハァハァ、、、お前ではなれぬ、、』



という言葉を氷のように冷たい視線で物体を見下ろし手についた血を払うと暗闇の中に消えていった。



【孤独-ブラックデス-】



「見ろよい、また死亡者が出てるよい」
「あ?例の“殺人鬼”のやつか、、エグいことしやがるぜ」
「だない。これをしたのはどんな奴なんだろうない」
「しるかよ、知りたくもねぇし関わりたくもねぇぜ!」
「もっともだよい」



新聞を広げ椅子に腰掛け読んでいるマルコの、背もたれに手をつき新聞の記事を見るサッチ。
昨夜の人かもわからない無残な死体についての記事がデカデカの載っていて二人して気味が悪い。と語った。


「ふぁぁあ~ねみい~おはよーマルコサッチー」
「おーおはよーさん。たく、毎回毎回おせぇよい💧」
「オーエース!そうだぜ!おめぇが遅すぎるからおめぇの飯全部くっちまったぞ」
「なにー?!?!残しててくれたっていーじゃねぇかサッチのバカヤロー!!」
「しらねぇよ、おめぇが早く起きてこないのがわりぃ🎶」
「まるこ~!!!!(泣)」
「俺に泣きつくない💧」



飯のないことの余りにもショックでマルコに泣きつくエースは誰がどう見ても子供で、その光景にクルー全員が癒やされていた。

そんなエースはマルコが持ってる新聞に目が言った記事が、今さっきサッチと話していた無残か死体事件だった。



「これ………あの殺人鬼の記事か?」
「そうだよい」
「おっ!世間知らずのエースでもこれぐらいは知ってたか!」
「うるせーよ!ったく、まだ捕まってないんだろ?殺人鬼」
「あぁ」
「誰なんだろうな、殺人鬼って」
「マルコと同じこといってやがる笑。なんだエース君。殺人鬼に興味ありありか?下手なことに首突っ込むと面倒なことになるぜ?エース君」
「!わかってるよ、んなこといわれなくても」


普段サッチはこういう事は言わない。
なのにこういう忠告までするってことは、今回はマジで危ないこと。なのだとエースでもわかった。


そんな時。
甲板から声がした。
「島だー!島が見えたぞー!」
と。

島が見えた報告は海賊にとって喜ばしいこと。
だって、食料やそのほかが調達できるから。
でも、今回は違った。


 
「どういうことだい?次の島にはまだ距離があるはずだい。こんなすぐに着くなんて、、、」 
「道間違えたんじゃねぇのか?」
「俺に限ってそんなことねぇよい」
「まぁ確かにマルコに限ってありえねぇだろうけどよ、、んじゃ、なんで島が見えてんだよ?」
「わからねぇよい💧」
「だよな~」
「まぁ取り敢えず、進路を戻す!場所を変えるよい!」
「飯だー!!!寄るぞ!マルコ!!」
「まだ食料はあるよい、調達したくても大丈z
「おれは島でくいてぇ!!よるぞー!!」ダメだよi」
「どうしたんだぁ?こりゃぁ。マルコぉ」
「おやじ!わからねぇよい、道は間違えた覚えばねぇんだけどよい、、すまねぇよい」
「まぁいいさ。気にするこたぁねぇよ」
「親父親父!あの島よりてぇ!いいよな!!?」
「ぐらららら!あぁいいぜぇ!上陸の準備だぁ!!野郎どもー!!」
「(親父??)」



海賊線の船長。白ひげは高々に笑い上陸の準備をさせた。それぞれのクルーが準備にかかるも、一人。マルコは白ひげに違和感を感じ、クルーの支持にとりかかれなくいた。


マルコの支持がなくも、クルーは普段していることなので素早く上陸の準備ができた。
そして、時間がたつことー数分で
「上陸だー!!!!」
「よっしゃー!!島だ島だー!」
島の横に船をつけ、いろいろな言葉が飛び交う。
そして、調達するものはなく分担しなくていいので皆バラバラで船を出た。



「親父」
「マルコか。どうしたんだぁ?おめぇも行って来ていいんだぜぇ??」
「この島に何かあんのかよい?」
「!ぐらららら、相変わらず勘がいいなぁマルコ。あぁ、何か嫌な予感がな。してしょうがねぇんだ」
「嫌な予感かよい?」
「あぁ」
「………」


一人船に残り自分の中にあった疑問をぶつけると、その疑問は的中していた。だが、その“嫌な予感”がなんなのか知るよしもないなかった。

一方その頃。一人エースは、森の中で迷子になっていた。



「飯やぁああああ!!!めーしー!どーこーだー!ったく、まるで迷路だな。ここはよぉ💧勘弁してもらいたいぜ、俺は腹減ってんのによ~(泣)ん?なんだぁ??デッケェ洞窟だなぁ~」



暗くて奥深くまでは見渡せないほどの先の長そうな洞窟。エースは好奇心で中に踏み入ることにした。

その先で面倒なことに首を突っ込むことも知らずに。。
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