【孤独-ブラックデス-】

はるか昔の頃ー


人間と海獣がいた。


お互いの世界を犯してならない。
お互いを干渉してはならない。

という決まりがあった。


海獣は人間は見た目は変わらない。
ただ、海に住んでいて魚の耳に魚の尻尾があり、呪文と武器を使用する。
そして、絶対に相棒を見つけなけらばならない。
永遠にいきるために。


だが、禁忌を犯した人間と海獣がいた。


【契約】をおかしたのだ。


契約とは、同じ種族の誰かと契を交わし永遠に生きれて、二人の間に絆ができれば本来の力と姿が現れ、お互いの考えや思考が共有される。

契約を交わさなければ永遠には生きていけない。
年をとり、肌はボロボロになり力は弱まり死にいたる。



海獣の長であるクイーンが海獣に向かって【永遠の呪い】をかけられ、長に追放された。



「そなたの犯した罪は重罪じゃ!愛しい者が死ぬのを目に焼き付けるがよい!!
生涯その呪いが消えることはない。永遠の呪いは、契約したその者にしかとけぬ!」



の言葉を最後に。。。


海獣は【永遠の呪い】について調べました。
言葉通り文字通り永遠に生きる。
だが、契約を交わしていないので歳はとるし力も弱まる。
そのヨボヨボヨワヨワの状態で永遠に生きるというものだった。


そしてその時がきた。
愛しい人が死ぬ。

海獣は人間に頼みました。


「お願い、置いていかないで。私を殺して」


と。
ですが、人間はそれができず。
一人海獣は残され泣き続けました。


そして海獣の前に一人の人間が現れ契約し、愛しました。


二人の間に一人の娘ができました。


そして愛し合った時間は短く、その時がまたきました。


その時に、海獣は人間にたのみました。


「お願い、私を殺して。一緒に行きましょう」


と。そして人間は了承し、まず娘を殺すことにし人間は涙をながし


「ごめん、許してくれ」


といいながら、首にナイフをさした。





娘は死ぬことはなかった。


その原因はすぐにわかった。
長の最後にはなった言葉


「契約した者にしかとけない」


という言葉を。
娘は人間と契約していない。
だから、死ぬことはない。。。。


海獣は泣く叫びました。
自分が犯したことで娘にまで飛び火がいったことを。

人間と海獣は娘を、海獣の生まれである海にながしました。


そして、願っていた海獣は人間にナイフで刺され死に、人間も死にました。。


とさ。

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