W学園は楽しいところっ!

□出てきた名前
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「……まあ、いいや。で、侵入者」

「へ、あ、はいっ」

「何処から来たの?」

「み、南の国から〜……です」

「HAHAHA☆セーシェルと同じこと言ってるんだぞ!」


 あ、セーちゃんいるんだ……。


「セーシェルって言っても分からないだろ。侵入者で部外者なんだから」


 いや、知ってるんだけど。知ってるんですけど、フランスさん! 確かに侵入者(?)だし、部外者だけど、知ってるから!


「じょ、冗談です」

「やっぱりそうあるか〜。お前、何処から来たあるか?」

「そkいや、日本からです」

「日本?」

「日本から来たと言えばさっき菊が来たあるが、気付いてなさげだったある」

「菊だったら、この侵入者のこと、少しは分かるかも知れないな!」

「それなら、今から菊くんのところに行こうか」

「それもそうだな〜。なあ、坊っちゃん。……坊っちゃん?」


 眉毛はフランス──もとい変態の呼び掛けに応じず、窓の外を眺めていた。

 というか、連5の意見が纏まり過ぎて違和感を覚えるよ。


「じゃ、菊のところにはお兄さんが連れて行ってくるよ」

「え」

「あからさまに嫌そうな顔しないの、お嬢さん。可愛い顔が台無しだよ」


 だって嫌なもんは嫌だし。


「じゃあ我が」

「いやいや、ヒーローのこの俺が」

「じゃあ間を取って僕が連れていってあげるよ」


 まさかのダチ●ウ倶●部……。


「いや、あの……」

「俺が連れていく」

「坊っちゃん……」

「何でだい!? 女の子が困ってたらヒーローが出てくるのが相場じゃないか!」

「うるせぇ、アルフレッド。……ちょうど、菊に用事が出来たところだ。来い、侵入者」

「え、うぇ、ちょっと!?」


 眉毛に手首を掴まれ、生徒会室の外へと通ずる扉へとボクをズルズルと引っ張って行った。

 そして、廊下に出た。








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