書房

□赤いランプがなる頃に。
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「はーぁぁ,,,。」

夜の2時にため息をはいた。
昨日、犯行予告が来てから寝ていない。
不意に出たあくびを奥歯で噛み殺し、巡回を続行した。

カタンッ

「,,,っ!」

誰もいない博物館に物音がひとつ増えた。
咄嗟に手に持っていた懐中電灯を後ろに向けた。
だが誰もいなかった。

「おかしいな,,,。」

小さく発した呟きを聞き取っていた人間が1人居た。

「何がおかしいんだ?」

不意に聞こえた声に驚きながら腰に着けていた手錠を取り出そうと

「,,,ない。」

腰に着けていたはずの手錠がなくなっていた。
おかしいな。と頭を傾けると前にいた人物がいった。

「それならここにあるぞ。」

手元を見るとクルクル指で手錠を回していた。
返せっ!と飛びかかった。
途中で思った。
(これ避けられるだろ。)

バタン

(あ,,,れ?)
犯人らしき人物は下に倒れていた。

「逮捕っ!,,,ん?」

確かにいたはずの犯人らしき人物は居なくなっていた。
代わりに落ちていたのは紙切れ1枚。
何か書いてあると手に取ろうとしたら勢いよく燃え出した。

「あっつ!」

触ってしまったので手がとても熱い。
だが何が書いてあったのだろうか?





赤いランプがなる頃に。
内容が分かるまであと10分。



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オチが迷子。紙切れは恋文設定。

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