long小説
□序章
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「…………………え?」
突然だった。
一瞬だった。
「…………………………え?」
………いつもの通学路を歩いて、感じたのは足もとの浮遊感
段差があるのに気付かず踏み出し、身体が『カクンッ』となっているみたいに。
踏み出した場所には地面がなくて…
身体が傾いたと思ったら……………
何故かここに落ちてきた
「…………………………………………………………………え?」
本日三回目の発言をして辺りを見渡せば
周りは竹ばっかの緑が綺麗な所。
………………あれ?
………………え?
確か…僕は学校から帰って
いつもみたいに通学路を歩いてて
「………………………ここは何処…」
訳が分からない。
まずここ何処。
頭は混乱したままだが、とりあえず座り込んでいた僕は制服についた土をはらい、立ち上がる。
もう一度辺りを見渡したが、やっぱり竹。
ホントに竹だらけ