long小説

□一話
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ーーー……ザッザッ…






とりあえず適当に歩いてみる………

と、なんだか道?にでましたね。






それに従ってまた歩いてみれば………



変な違和感が…









電柱とかないし


車も自転車も通らないし


携帯圏外だし




「………………………」




………『東京にもこんな場所があったんだ』
なんて考えを無理やり作って、

さっきからすれ違う人の服装をスルーしようとした









けど………無理ですよねー。
普通におかしい







着物………………だし



頭が…こう……昔…?









………てか

すんごい見られてますよね……





…僕は色素が薄くて
生まれつき亜麻色の髪だけど




目も赤茶…みたいな色だけど…




だけど、今時こんなん普通





昔からなんだかよく人に見られてはいたけど…
こんな好奇の目で見られたのは初めてで






「……………………………」



ーー…ゾワッ…





…胸騒ぎが起こってもロクなことが無い。






なんとなく察してる自分がいる。



……………これ、あれですよね…



僕よく見ますよ


小説にだって書いてあるし




…ドッキリかもしれないけど…
この胸騒ぎは嘘じゃない…気がする…



ーーザッ………






「……………………………」





………ザワザワ







道を抜けた先がいつものような場所じゃなくても…
心はどうもスッとしていた。





「あぁ………やっぱり」



そう思ったらスッキリした








みんな着物

ちらほら刀


木で出来た家





…明らかに電化製品ないし……







これタイムスリップなんだと思う
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