07/10の日記
16:34
帝光バスケ部合宿一日目《夜の章B》
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青峰達が合流したので、早速サウナに向かおうとすると、少し考え込んでいた赤司が口を開いた。
「……次もあまり長居をするわけにはいかないな。別の勝負も併せて行おう」
「別の勝負ー?」
「ああ…例えばしりとりはどうだろう?」
「しりとりですか?」
「いいッスね!賛成!」
「なるほど…確かに、サウナで倒れるのは洒落にならんからな」
「ずっと黙ってるのもしんどいし……いいんじゃね?」
赤司の提案に同意したメンバーは、早速しりとりの順番を決めると、サウナの中へ乗り込んだ。
……すると、そこには6人のよく見知った人物が、先に座っていた。
「げっ!?監督!?」
「お?なんだ?お前達もサウナか?」
監督はダラダラと汗を流しながら、ニカリと微笑むと“こいこい”と小さく手を動かして招き寄せる。
「「「「「「……」」」」」」
……嫌な予感がする。
黒子達は無言で視線を交わしながらも、どうすることも出来ずに監督の傍へ近付いた。
「ハッハッハ!お前達はコートの外でも中が良いようだな!感心感心!」
そう言うと、監督は自身の前に空いている席を指差して座らせる。
「ふむ……これだけ人数が居れば、ちょうど我慢比べ大会が出来るな」
……まさに、今からそれをやろうとしてました。
とは、言えず、はぁ、まぁ、そうっスねと、適当に曖昧な相槌を打つと、監督は汗を流しながらにこやかに笑った。
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