06/22の日記

13:58
突発!!噂の勉強会!!
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いつもならば生徒は部活、もしくは帰宅部として勤しんでいる夕方の時間帯。


しかし、今は定期試験期間中のため、誠凛高校バスケ部一年は図書室で勉強会を開いていた。


ただし、約一名を除いては……



「黒子っち!俺英語が得意なんで教えてあげるっス!」

「帰国子女の火神くんがいますので、結構です」

「お、おい、黒子?火神に教わるのはちょっと無理なんじゃ…」

「いいんです。大丈夫です。むしろ黄瀬君より万倍マシです」

(((そ、そこまで!?)))



火神と黄瀬に挟まったような状態で教科書を広げている黒子のにべも無い言葉に、正面に座っていた降旗達は額に汗を浮かべ、冷たく切り捨てられた黄瀬はそれでも諦めることなく黒子へ詰め寄った。



「そ、それならちょっとだけ苦手な数学」

「結構です」

「じゃあ、社会」「いりません」「…家庭」「不要です」

「そ、そんなっ!黒子っちの役に立てないなんて…それじゃあ、俺はいったい何のために此処に来たっていうんスか!?」

「〜〜っ、うるっせぇよ!てめぇは!さっきからギャーギャーギャーと!さっさとホームに帰りやがれ!」

「か、火神?ちょっと声がデカ…」

「はぁ!?なんで俺が火神っちに指図なんかされないといけないんスか!?」

「ああ゛!?大体、ここは誠凛でテメェは海常だろうが!!勉強の邪魔すんじゃねぇよ!!」

「はぁ!?試験+部活休み+仕事休みの三つが重なったこの機会に誠凛に来ないで、いつ来ればいいっていうんスか!?」

「練習試合です」



スパッと黄瀬の発言を斬り捨てると、黒子は自分越しに喧嘩していた二人の顎にイグナイトパス(拳ver)をぶちかました。

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