09/14の日記

00:02
突発!!休日の邂逅!!
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残暑が霞むほど涼しい、とある日曜日。


誠凜高校バスケ部一年は、部活を終えた帰りにカラオケ店へと乗り出していた。



「…まさか、このメンバーでカラオケに行くことになるとは」

「俺、誘われた時…正直ビビった」

「しかも黒子からの誘いだろ?」

「……黒子が率先して唄うとか…イメージわかねぇ」



受付で火神と時間設定をしている黒子を見つめながら、降旗達3人はコソリと声を潜めて話す。



「…てか、火神も唄(うた)うのか?」

「いや、ついてきたら普通唄うだろう」

「火神、一体どんな歌唄うんだろう…」

「ふん!例え火神っちがどんな歌を唄おうと、黒子っちと俺のデュエットペアがNo.1であることには変わりないっスよ!!」



突如割り込んできた声に三人は背後を振り向く。


すると、そこにはいつも誠凜へ神出鬼没に現れる黄髪黄瞳の青年が、息も荒々しく立っていた。


そして、その背後にも同じように息を切らした海常高校バスケ部のメンバーの姿が……



「え!?か、海常!?」

「なんで海常が此処に!?」

「距離は離れてる筈なのに…」

「いや、ちょっとナンp」「っ、しょ、諸用の帰りだ!!」



平然と答えようとした森山の言葉を、慌てて邪魔に入った笠松に、小堀は同意するように激しく首を縦に振る。


しかし、“諸用”の意味がわからない早川が、一人首を傾げた。



「?“ショヨウ”って何っすか、先輩!?ナンパの事っショヨウって言うんすか!?」「「おい―っ!?早川っ!?おま、何バラしてん(だ)!?」の!?」

「「「……」」」



笠松と小堀の誤魔化しは虚しく潰(つい)え、休日の彼らの秘密行動はバレた。


そして、本日彼らにナンパをレクチャーした教官Kは、彼らの会話の外で、かつての仲間にゲシゲシと足蹴にされていたのであった。



〜最終的には皆(黄瀬を除く)で楽しく唄いました(笑)〜

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