魔法のノート使い
□第一話
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ここは2x世紀の日本の孤島、『雪桜島』
年中雪が降り、そのうえ桜も真冬以外は咲き誇るという、不思議な島だ。
この島は全体的に人数が少なく、子供はさらに少ない。
なので、学校も必然的に一つしかなく、皆その学校に通っている。
私たちが通っているのは、私立聖雪桜大付属中学校。
子供が少ないのになぜ大学があるかと言うと、この島の不思議を研究するため・・・らしい。
詳しい話はわからないけれど、この学校はそこそこ優秀らしいので、毎年何人も試験を受けるらしい。
島の自然を守れる学生でじゃないと私たち島民が困るので、審査はかなり厳重らしい。
ちなみに、私たちは進学試験の成績が良ければこの大学に通うことができる。
小さい島の大学だけど、設備も整っているし、いろんな分野があるから、
島の子は大体ここに通う。
私立だけど学費も安いし。
私・・・佐倉鈴音も、いつか、この大学に通いたいと思っている。
そしてこの島で、最後までみんなと楽しく暮らしたい。
それが、私の願いです。