☆月闇紅縁☆

□U
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昨日は沢山寝て、心身共に絶好調!

今はお日様が昇ったばかりの明朝!

天気は晴れ、つまり絶好のおつかい日和!!

「……ルーナはご機嫌だね」

少しご機嫌斜めなこの声は僕のお姉ちゃん、ヴェントである。

なぜ機嫌が悪いかって? 理由は今日凄く速く起きたからである。

「……」

お兄ちゃん、リンファも無表情だが、凄く雰囲気が暗い(怖い?)。

これから折角の隣町へ行くおつかいなのに、
一緒に行く二人が(寝不足で)不機嫌。

……どうしよう

「ルーナ、忘れ物や余計な物はない?」

お母さんが心配してる、見送りをしてくれるのだ(ただし、お父さんは寝てる)。

僕のリュックは前の前にお母さんが町で買ったお土産としてお母さんがくれた、本を模したリュック(日記やら本やら色々必要なものが入ってる)。

服は昨日と同じ深緑の袖なし上着(下には黒い物を着てる)黒いショートパンツと灰色のベルトは変わらない。

マントは肩当てをつけて固定。

そして、靴はただの靴ではなく防具用の靴、『レギンス』である。

ちなみにこれはお姉ちゃんのお古である。

「ー―うん、多分完璧だよ!」

「……『多分』と『完璧』は併用しないほうがよくないか?」

お兄ちゃんの指摘が聞こえた気がするけど鳥渡軽く無視。

「そう、よかったわ」

「お姉ちゃんや、お兄ちゃんは大丈夫?」

「大丈夫よ」

「あぁ」

お兄ちゃんとお姉ちゃんも昨日ちゃんと準備したんだな。

「では…出発ーーー!!」
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