☆かみたま!☆
□四日目!
2ページ/9ページ
柚菜美は警戒したが、何事も無く授業が終わった。
「金曜日は遠足だが、今からぼちぼち準備しとけよー」
担任の先生が放課後前に皆に声掛ける。
あぁ、そういえばそうでしたね…。
遠足の事を忘れていました。
そして、少しして放課後に為り騒がしく同級生達が出て行く。
柚菜美も帰る準備をする。
「おい」
あぁ、やっぱり来ましたか…。
いつの間にか、クラスにはあいつと音子と神田君だけになっていた。
猫林は私を指差して、
「昨日は言ってくれたな!!」
「…すみませんね」
多少なら反省しましたよ。
多少なら。
「俺は…俺様はじーちゃんを信じる!!」
……そう、ですか。
「…まだ、お前んとこの神の子…使えないんだろ…力」
「そうですよ」
昨日聞いた所では使えない筈。
「…だから、待つ!」
「はぁ?」
何か、また面倒な事に…。