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□Engage
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「スンリヤ、こっち向いて」

ヒョンと面と向かって、ちょっと戸惑う。
あまりにヒョンが真剣な顔だったから。
本当にこれからプロポーズするみたいな真剣さ。

ヒョンは俺の片手をとり、すっと跪く。
眼差しは俺に注がれたまま。

「上手くいかなくったって、喧嘩したって俺達はずっと一緒だろ。誓いなんて必要ないくらい確実だから。

お前が俺が横にいるだけで幸せって言ったって、俺はそんな甘くないからな。毎日、最高に幸せって思わせてやるよ。お前のためなら何だって投げ出せる。

俺を幸せにするためにお前が我慢しなきゃならないことがあるんだったら、そんな幸せいらないからな。

俺決めたんだよ、お前とずーっと幸せでいるって」

そう言って俺の手の甲にキスを落とすヒョン。
ちょっとはにかんだような微笑み。

「俺自分のこと結構欲張りだと思ってたんですけど、ヒョンの方が欲張りですね」

「当たり前だろ、俺は天下のジヨン様」

立ちあがったヒョンを抱きしめ、とりあえず今一番伝えたいことを声に出す。

「「ずっと愛してる」」

2人の言葉が重なる。
そりゃ当然だよね、永遠を誓い合った仲だもの。

『Engage』
(約束だ)
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