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□ブン兄の小悪魔講座
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「へえ、なるほど・・・。それはちょっと、って感じだね」

「そうなんですよ。でも、他の人にもなかなか相談できないから困ってたんです」

特例中の特例みたいなものですし。

行き場の無いもやもやをぶつけるようにちょっと勢いよくフォークをハンバーグに刺すテソン。
水の入ったコップを両手で持って相槌を打つ俺。

テソンの話を一言で表すと、そうだな、夜の営みがマンネリでちょっとつまらないらしい。

『気持ちよくないわけじゃないんですけど、えっと、そのもっとこう刺激が欲しいんですけど、言いだすのが恥ずかしいんですよ・・・。幻滅されたくないし。恥ずかしいし。』

とのこと。

酔ってるみたいに顔赤くして言葉につっかえながら一生懸命説明してくれました。初々しくって可愛いよね
直接的な表現をしないのがテソンらしいけど、それが逆にいやらしい。
テソンだって若いし、年相応にイロイロやりたい盛りってとこかな。

「そういうわけなんで、アドバイス下さい」

「いいアドバイスできるかなぁ・・・」

「セブンヒョンなら、イロイロ知ってそうじゃないですか」

「えー、俺そんなに遊んでないよ?」

相手に不自由はしてないけどね

「でも、ジヨンヒョンに聞いたら『セブンヒョンならよく知ってる』って言われたんです」

ああ、ジヨンからの紹介だったのか。

なんとなくジヨンの意図が読めたような気がして笑ってしまう。

「じゃあ、食べ終えたら出ようか」

教えてあげるよ、イロイロと
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