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□ブン兄の小悪魔講座
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「ヒョンっ、ちょっと待って下さいよっ」

シャツのボタンに手をかけると明らかに慌てた声が俺を制止する。

「んー?何で?」

何でってとぼけてみるけど、テソンの反応は普通だと思うよ。
まさか、ホテルに連れ込まれて押し倒されるとは思わないよね。

「俺が言ってたのは、そういうことじゃなくてっ」

「じゃあどういうことなの?」

イロイロ教えて欲しいんでしょ?

必要最低限の音量で、あくまで笑顔で聞き返す。

「・・・」

途端に言葉に詰まるテソン。

「たまには攻めてみるのも効果的なんだよ」

それにほら、実践の方が教えやすいんだよね
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