Main2
□ブン兄の小悪魔講座
9ﾍﾟｰｼﾞ/9ﾍﾟｰｼﾞ
みなさんお察しの通り、あの後結構な回数重ねたわけだけどそこは割愛だ。
場面は少し後に移る。
あのレクチャー（？）から一週間後くらいに久しぶりにスンヒョンに会ったんだよ。
そしたらすごく渋い顔になっちゃってね、『どうしたの？』って尋ねたら、
「・・・テソンに余計なこと吹き込んだでしょう？」
って怖い顔ですごんでくるから俺、吹き出しちゃった。
「何だよ、余計なことってー」
こころあたりはアレしか無いけど、スンヒョンの口から聞きたいかも。
ってことで意地悪くからかってやろう。
「とぼけるんですか」
「えーだってスンヒョンがはっきり言わないからじゃないの？」
睨んだってダメだから。
「・・・テソンにノリノリで襲われたんですけど」
「へぇ良かったねー」
「挙句の果てに言葉責めですよ？」
「やるねーあの子」
あそこまで変わるものなんだな
案外、末恐ろしい子かもしれない。
「『ヒョン、すっごく可愛いです』なんて今までのテソンなら絶対言わないのに」
「政権交代したの？」
「まだですし、させません」
いやー分からないよ？
意外とスンヒョンが受けの方が上手くいくってことも・・・
「で、テソンに何吹き込んだんですか？」
「色々」
「色々って？」
「昔、スンヒョナにしたみたいに手取り足取り。」
「・・・・・・相変わらずですか」
「色魔みたいな言い方するなよ、人聞きの悪い」
「大体あってますよ」
「それサキュバス？それともインキュバス？」
「両方です」
はっきり言い切られちゃった
・・・否定はしないけどね