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□甘えん坊
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「テソナ、ちょっといい?」

「あ、タッピョン待って」

「へ?」

「タッピョン、それ以上テソニヒョンに近寄らないで下さい!」

俺とテソナの間にスンリが飛び出してきた。
用事があったから、テソナの部屋に来ただけなんだけど俺。
そもそも俺は敵か何かなの?

「え、え。」

「すいません、ヒョン。」
今日はスンリと約束しちゃったんです。

「頑張ったら、テソニヒョンを独り占めさせてくれるって約束なんです!」

えーずるいなぁ、ソレ。
これ以上ここにいると、スンリヤがまた暴れそうだ。

「そっか」

テソナに抱きついて、俺を睨むスンリヤはまるで子犬みたいで面白かった。

あぁやってくっついていたいなんて、可愛いなぁ。

「別に急ぎの用事でもないし出直すよ」

「はい、お願いします。」

後ろ手に手を振って、部屋を出た。
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