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□無葬
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「ヒョン。」
声には出さないで、「大好き」と口の動きだけでジヨンが伝えてくる。
俺もだよと返したら、とても幸せでたまらないっていう笑顔が見れた。
そこで俺はあることに気づく。
でもそんな気付かなかった振りをしてジヨンの頭をゆっくり撫でる。
「ジヨン、愛してる。お前は?」
弧を描いた綺麗な唇がスッと開き、言葉を紡ぐ。
「----」
ジヨン、ハッキリ言わないと聞こえないよ。
もう一度尋ねようとしたその時、幸せな夢は弾けて消えた。
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